「ルーは市販でもOK」鉄腕DASH カレー企画の壮絶なオチに大ブーイング

 3月22日の「ザ!鉄腕!DASH!!」(日本テレビ系)で「俺たちのDASHカレー」が放送され、長瀬智也が723日もの月日をかけて作ったカレーの完成を宣言した。
 
 この日の放送で長瀬はカレーに隠し味が足りないことを明かし、何を加えるのか試行錯誤を繰り返した。結果、“隠し味”として採用されたのは、ビールといちご、それにイカの塩辛の汁。こうしてDASHカレーは完成。長瀬は自ら作ったカレーを味わっている。

 長瀬はDASHカレーの美味しさを自画自賛しながらも、自分の舌がバカかもしれないと告白。そこで視聴者にもカレーを作ってもらい、本当に美味しいのか試してもらおうと提案。レシピを公開した。さらに1週間後、3月28日の放送で同時にカレーを食べようと訴えた。

「以前の『世界一うまいラーメン作れるか』の反省を生かしたのでしょう。ラーメンのラストは漁港や病院、小学校でTOKIOのラーメンと明かさずに提供し、その反応を探って終わりました。通常、この手の企画であれば実際にお店で提供して、本当に美味しいのか世に問うもの。ラーメンはそうしなかったことで『ウヤムヤに終わらせた』『実際はそれほど美味しくないのではないか』という声が上がりました。DASHカレーをお店で提供するのは難しいので、せめて視聴者に作ってもらおうと考えたのでしょう」(テレビ誌ライター)

 しかし、番組としてはよかれと思ってレシピを公開したようだが、実際は大ブーイングを受けている。視聴者がDASHカレーを作るにあたり、ルーを作るのは難しいため、市販のルーを使ってほしいと提案したからだ。

 実はDASHカレーのルーについてもレシピがHPで公開されている。ただ、スパイスなど入手が難しい食材があること、調理が面倒で手間がかかることを理由に、市販のルーを使うことを提案したのだろう。

「これまでのこだわりはいったい何だったのか。市販のルーを使えば、市販のカレーになることは目に見えています。肉の種類や調理方法、隠し味によって少しは変わりますが、どこまでいっても市販ルーのカレーです。もっと言えば、美味しいに決まっている。美味しいかどうか確認するために同時に食べるという目的は達成できないでしょう。そのため大ブーイングが上がっているのです」(前出・テレビ誌ライター)

 近年、つまらなくなったとの声が上がっている「ザ!鉄腕!DASH!!」。その理由は、こんなところにあるのかもしれない。

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