古舘伊知郎、鶴瓶にも呆れられた空気読めない“しゃべくり”の独走ぶり

 2月26日深夜に放送された「スジナシ BLITZシアターvol.11 第3夜」(TBS系)に出演した、古舘伊知郎。同日の夜7時から東京・赤坂BLITZで、台本も打ち合わせもない即興芝居を笑福亭鶴瓶と2人で演じ、そのVTRを中井美穂と観客を交えて振り返るという公演の“録って出し”映像になるのだが、これには多くのファンがいるそうだ。

 古舘は2016年3月に「報道ステーション」(テレビ朝日系)のMCを辞めてから、17年にドラマ「豆腐プロレス」(テレビ朝日系)で本人役のリングアナウンサー、18年には「下町ロケット」(TBS系)で仕事はできるがイヤミな敵役・重田社長を演じ、その演技力は俳優に劣らないことを証明。この日の舞台でも百戦錬磨の鶴瓶をたじろがせる名演技を見せた。

「演技のつたない俳優と共演する時は、フォロー役に回り1つの作品としてあれこれと世話を焼く鶴瓶ですが、この日の公演では古舘に対する本音としか思えない『もう1人でやって』といったセリフを連発。中井と観客を交えてVTRで即興芝居を振り返った時にも『古舘さん1人でやったほうがええと思った』と鶴瓶がダメ押しするほど、2人の“絡み”は首をかしげる出来栄えでした。古舘はアナウンサー業と並行して『トーキングブルース』『トーキングフルーツ』と銘打って1人だけのトークショーを成功させてきましたから、やはり誰かと一緒に同じ世界観を作りあげることは難しいのかもしれません。それを舞台の上で痛感しながらも、なんとか笑いにつなげようとしていた鶴瓶に同情せずにはいられませんでした」(演劇誌ライター)

 即興芝居後に「鶴瓶さんは問答、僕はひとり語りが得意」とコメントした古舘。ネット上には「古舘はなぜこの仕事を受けたんだ?」「鶴瓶が舞台上で絡みを捨てた時に涙が出そうになった」「古舘は自分が嫌われる理由をもっと考えろ」といった古舘に対する厳しい声が目立っているようだ。

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