藤田ニコル、母と事務所の「ギャラ揉め」報道で懸念される鈴木亜美の二の舞

 デイリー新潮が3月2日、モデルの藤田ニコルのギャラを巡って彼女の母親と所属事務所が対立関係にあると報じている。

「藤田ニコル、ギャラめぐり母が事務所と対立 現場から姿消す」とのタイトルで記事を配信した同誌は、10代から絶大な支持を集める藤田が多忙を極めていく中で、“ママるん“こと母親と所属事務所オスカーの間に溝が生まれたとし、その原因が「事務所と本人のギャラの取り分」だと説明。

 同誌によれば、オスカーは藤田へのオファーが増加するに伴い「マネージャーやスタッフの人件費が嵩むようになっていた」ことから、事務所側がギャラの取り分を増やし、藤田の分を減らそうとしたところ、母親がこれに猛反発。「一時は事務所を相手取り、裁判も辞さず、という構えで、オスカーは頭を抱えていました」と事務所サイドの苦悩を伝えている。

「ツイッターに260万人ものファンを抱え、今やオリジナルブランドの展開や、YouTubeチャンネルの更新など、“超多角的“なビジネスを進めている藤田ですから、その取り分をめぐってトラブルに発展するというのはありがちな話。とりわけ、芸能界ではテレビの出演料に関する取り分には“相場“というものが確立されていますが、YouTubeの広告収入などについてはまだまだ未開の地であるが故、どれだけの割合でタレントと分配するべきか確固たる正解がありません。テレビへの出演は事務所のブランド力に助けられたという自覚もあるでしょうが、やはりYouTubeやオリジナルブランドの展開については“自分の力だけで頑張った“という想いがあるのかもしれませんね」(テレビ誌ライター)

 とはいえ、身内と事務所のバトルが芸能界の歴史においてあまりプラスに働いてこなかった事実は、藤田ファンを心配させる要素でもある。

「今回の藤田の母親と事務所の対立構造が伝えられると、かつて歌手の鈴木亜美の父親と事務所が同じくギャラをめぐってトラブルになった事例を思い出す人も多く、『母親は自制した方が子供の幸せになる』『親がギャラに口出しするようになると必ず揉める法則』『藤田を使うと面倒臭いことになると思われたら一気に干されるよ』との心配の声が出ています。鈴木亜美は事務所と対立した後、テレビ出演回数が一気に激減してしまった為、藤田も二の舞になってほしくないと願うファンは多いでしょう」(テレビ誌ライター)

 若くから芸能の世界に身を置く藤田も今や22歳。これ以上余計な軋轢を生まない為にも、“ママるん“の怒りを冷静に鎮めていく必要がありそうだ。

(木村慎吾)

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