この時期、家には縁起物があふれている。
例えば、初詣に行った時に引いたおみくじ。みごとに大吉を引き当てた。縁起がいいので売れないものか。ヤフオクで調べてみると、最高額で落札されていたのは「子供用おみくじ」だった。昭和の駄菓子屋で売られた「点取占い」が未開封で出品されて1万2500円の値をつけた。だが、我が手にあるおみくじとは、まったく別物ではないか。
では、こっちならどうだろう。初詣に行ったのに納め忘れたダルマ。メルカリで検索してみたら、なんと1万5000円でも売れる中古ダルマがあった。でも、よくよく見れば、このダルマは頭をリーゼントでキメている。「ぐれダルマ」なるアート作品なんだとか‥‥。こっちはノーマルなダルマしか家にはない。
やはり、縁起物はお宝にはなりえないのか。
「縁起物かどうかわかりまんが、スナック菓子で袋の中に、たまにヘンな形のが交ざっていることがありますよね。それが、見ようによっては、キリストの形に見えるなんて言って、アメリカでは高額で取引されることがあるんです」(ヤフオクウオッチャー)
そのヘンな形のお菓子が交ざっているとして有名なのが「チートス」である。
「アメリカではゴリラの形に似ているチートスがオークションサイトに出品されて、1135万円で落札されたとして話題になったことが‥‥」(ウオッチャー)
おせちに飽きたら、チートスを食うことにしよう。