「いきなり!ステーキ」大量閉店で“肉マイレージ消化族”が大挙来店か?

 従業員も客も悲鳴を上げている?

 経営不振から自虐的な「社長からのお願い」で話題をさらったステーキ専門チェーン店「いきなり!ステーキ」。だが、そのわずか2週間後、年末年始にかけて全国で26店舗が閉店することがわかった。

「店舗同士のカニバリズム(客の奪い合い)から、全国に約500軒ある店舗のうち44店を閉めることが発表されていましたが、うち26店舗がこの年末年始に閉店することが対象店舗のHPなどで明らかになりました。中には19年にオープンしたばかりの新規店まで店じまいするというのですから、内情はかなり深刻。社長が“お願い”に書いた『このままではお近くの店を閉めることになります』がまさかのスピード有言実行とわかり、従業員もパニックなら、常連客もパニックに陥ってるようです」(週刊誌ライター)

 その要因は「いきなり!ステーキ」に行けば必ず入会を勧められた「肉マイレージカード」の存在。とりあえず作ったという人もいるかと思うが、肉好きの人には「すごくお得」と言われる画期的カードだ。自分の食べた肉の量でポイントが貯まっていくのはもちろん、行列優先入店やドリンクサービスなど恩恵は盛りだくさん。最近では常連客向けのプリペイド型チャージカードとしても利用されていたことで、今回の“緊急事態”に「近所の店舗が潰れたらシャレにならない」と肉マイレージ常連客が焦りまくっているのだという。

「繁華街の店舗も閉店の対象になっていることで、今後どの店を閉めるかわからないと、カードにチャージしたお金やポイントを今すぐにでも消化しようと、客が詰めかけている店もあるようです。実際、会社の近くの店舗に行ってみましたが、私の会計の前に並んでいた2人はチャージカードで支払っていましたね」(前出・週刊誌ライター)

「行くならいまのうち」ということのようだ。

(山田ここ)

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