松本人志の95㎏ベンチプレス26回に「スゴい」「ズルい」の両論

 お笑い界随一のマッスルボディを誇るダウンタウンの松本人志が驚異の筋力を披露し、後輩芸人に「バケモンです!」と言わしめた。

 12月14日放送の「炎の体育会TV」(TBS系)で松本は、ベンチに仰向けに寝た体勢からバーベルを胸の上に持ち上げる“ベンチプレス”に挑戦。その場面についてスポーツライターが振り返る。
 
「耐久力を競う“ベンチプレスvs垂直ジャンプ〜異種耐久バトル”に参戦した松本は、自分の体重プラス30キロの95キロを選択。その重さを実感しようと宮川大輔が挑戦するもバーベルはびくともせず、補助員に『押さえてるやろ!?』と確認したほどです。素人では95キロをわずかでも浮かせることはまず不可能ですが、筋トレ歴10年超の松本は涼しい顔で次々とバーベルをリフトアップ。さすがに10回を超えたあたりからは表情に険しさが見え始め、20回を超えるとプルプルと腕を震わせていましたが、27回目を差し上げられずにギブアップするまで、驚異の集中力でバーベルを上げ続けたのです」

 ベンチプレスを終えた松本の上半身は、筋肉に血流が集まることでパンプアップされ、パンパンに膨らんでいた。その姿に視聴者から〈松ちゃんスゲエ!〉〈ヤラセなしなのは素晴らしい〉〈俺なら半分もできない〉といった賞賛の声が殺到したのも当然だろう。

 その一方で〈95キロって言ってもズルい〉と、その偉業に難癖をつける声も一部あるようだ。その理由について前出のスポーツライターが続ける。

「番組ではシャフトに沿ってバーベルが動く『スミスマシン』を使っていました。スミスマシンはシャフトのおかげでバーベルが前後左右にブレることがなく、普通のベンチプレス(フリーウェイト)よりも2割ほど重いウエイトを挙げられると言われています。また松本は一回挙げるごとにバーベルを固定して休憩。これもまた回数を増やすには有用な方法であり、記録を伸ばすのに役立っていたのです」

 松本は17年1月放送の「松本家の休日」(朝日放送)で“松ザップ”と題して、スミスマシンを使ったベンチプレスを披露。そこでは135キロ×3回に成功していた。

「松本はフリーウェイトでも100キロは差せるはず。そして100キロはベンチプレスの世界で《これが差せれば第一人者》とされる目安の重さであり、その達成者は世界的にも“100kgクラブ”(225ポンドクラブ)と称されています。ともあれ今回、松本が95キロを26回成功したことは、芸能人といったくくりとは関係なしに立派な記録であることは間違いありません」(前出・スポーツライター)

 40代後半になってから筋トレを始め、いまや100kgクラブ入りを果たした松本。ここからは、何歳までベンチプレス100キロを維持できるかに興味が高まることだろう。

(北野大知)

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