橋下徹氏、中居正広氏の反論に言及「第三者委員会は再調査すべき」

 弁護士の橋下徹氏が、5月14日放送の「旬感LIVE とれたてっ!」(関西テレビ)に生出演。元タレントの中居正広氏がフジ・メディア・ホールディングスとフジテレビが設置した第三者委員会の調査報告書に対し、代理人弁護士を通じて反論を行った件について言及した。

 中居氏側は、報告書が用いた「性暴力」という表現について、一般的に想起される暴力的・強制的な性的行為は確認されなかったと主張。さらに、証拠の開示を求めたほか、「中居氏は守秘義務解除を提案していた」「約6時間にわたりヒアリングに応じたにもかかわらず、報告書に発言内容がほとんど反映されていない」といった点も問題視している。

 橋下氏はこれまで各番組で「中居さんへの人権侵害の可能性もある。報告書には問題がある」と少数派ながら発言を続けてきたと明かし、「中居さんの関係者、弁護士ではない方から『意見を聞かせてほしい』と依頼され、助言の形で関与した」と語った。

 反論のタイミングについては、「中居さん自身、当初は『自分が悪かった』と考え悩んでいたが、周囲から『言うべきことは言うべきだ』と勧められ、今回の対応に至った」と説明。

 さらに、「中居さんは事実をすべて話したいと望んでいるが、当時の第三者委員会はその内容を十分に取り上げていなかったようだ。とはいえ、代理人と第三者委員会の見解に食い違いがあるかもしれない。だからこそ、まず第三者委員会にすべてを語り、それをもとに再評価してほしいというのが中居さんの考えだ」と強調した。

 橋下氏は一法律家としての見解も述べ、「私も資料を見たが、これはひどいと感じた。中居さんの当時の話がきちんと聞かれていない。行き違いがあるならば、改めて中居さんが詳細を説明し、それを踏まえて第三者委員会が再度判断すべきだ」と訴えた。

 いったん落ち着きを見せたかに見えた中居氏の女性トラブルだが、再び注目を集める可能性がありそうだ。

(鈴木十朗)

エンタメ