【実食レポ】バーミヤン「ぷりぷり海老の枝豆チャーハン」で台湾気分を満喫した!

 中華ファミレスチェーンの「バーミヤン」は、4月17日から全国364店舗で「台湾展(タイワンフェア)」をスタートした。昨年の開催時には累計320万食を販売したという大人気フェアが今年も帰ってきたということで、さっそく台湾旅行気分を味わいに行ってみた。

 今年は、創業40年以上の歴史を持ち、台湾ミシュランにも掲載される名店「欣葉(シンイエ)」と共同開発したメニューを含む、計5商品が登場。記者はその中から、台湾の伝統的な枝豆チャーハンに、卵白で下味をつけた海老をトッピングした「ぷりぷり海老の枝豆チャーハン(スープバー付き)」(879円=税込=以下同)を注文した。

「ぷりぷり海老の枝豆チャーハン」は、見た目にも枝豆がたっぷり入っていて、なかなかボリューミー。チャーハンはしっとり系で、枝豆のほかにネギ、玉子、カニカマ、チャーシューと具だくさん。塩気もほどよく、シンプルな味付けながらも、白胡椒のマイルドな辛みと、ほのかに感じる甘い香り──おそらく八角──が、台湾らしい味わいを演出している。

 チャーハンの上に乗った大ぶりの海老は、卵白を絡めて揚げられており、外はザクザク、中はプリプリ。肉厚でしっかりと海老の旨みも感じられ、具だくさんのチャーハンをより華やかで食べ応えのある一品に仕上げている。スープバーも付いてくるため、一般的な食欲の人なら、この一品だけでも十分満足できるだろう。

 ただ、大食漢の記者にとっては物足りなかったため、台湾の伝統的な麺料理で軽食としても親しまれている「台湾担仔(タンツー)麺 小碗サイズ」(494円)も追加で注文。台湾のお店によくある小碗サイズが用意されているのも嬉しいポイントだ。まずはスープを一口。あっさりとした塩味の中に海老の旨みがじんわりと溶け出しており、優しくも複雑な味わいは、台湾料理でお馴染みの五香粉が決め手となっている。

 さらにストレートの細麺はスープをしっかりと吸い上げており、甘く味付けされた挽き肉や、ごぼうチップの香ばしさ、もやしのシャキシャキとした食感も相まって、まさに担仔麺らしい仕上がりだ。小碗サイズとはいえ、麺は意外とたっぷり入っているため、他の小碗メニューと組み合わせて楽しむのもおすすめだ。

(小林洋三)

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