リンガーハット夏メニューが早くも登場!「冷やしちゃんぽん麻婆茄子」を徹底レビュー

 桜のつぼみも色づきはじめ、本格的な春の訪れを感じさせる。そんな中、長崎ちゃんぽん専門店「リンガーハット」は早くも夏季限定メニューの販売を3月24日から開始した。一足どころか二足も三足も早いような気がしないでもないが、このビッグウェーブには乗るしかない…ということで、さっそく食べに行ってみた!

 今回、同チェーンが取り扱う夏の麺は全4商品。2年ぶりの登板となる根強い人気の夏季限定メニュー「冷やしちゃんぽん麻婆茄子」と「梅肉と鶏むね肉の冷やしまぜめん」に加え、今年は東日本エリア限定の「からまろちゃんぽん」と西日本エリア限定の「夏辛ちゃんぽん」も新登場。どれを食べるべきか悩ましいところではあるが、まずはリンガーハット夏の定番である「冷やしちゃんぽん麻婆茄子」(980円=税込)を注文。

 提供された商品は涼しげなガラスの器に盛られ、パプリカの赤や黄色、レタスの緑、茄子の紫と見た目にも鮮やかで実に夏らしさが感じられる。レンゲでスープをすくって一口いただいてみると、オリジナルのとんこつスープにごまの風味が加わって、コクがありつつもヒンヤリすっきりとした味わい。麺はというと、茹でたあとにしっかりと水でしめているのか、それ自体がキンと冷たく、プリッとした噛み応えのある仕上がりになっている。

 麺の上にたっぷり盛られた野菜はシャキシャキとした食感も爽やかで、スープとの相性も抜群。サラダ感覚で食べられ、この商品自体のカロリーは630kcal程度なので女性ウケもかなり良さそうだ。そして、麻婆茄子は茄子のみずみずしさやひき肉の旨味が感じられるものだが、辛さはかなり控えめな印象。商品の説明欄には、「※辛みの強い商品ですので苦手なお客様、おこさまはご注意ください」とあったのでちょっと拍子抜けしてしまった。

 しかし、安心してほしい。この商品には花椒オイルが別添えで付いてくるので、こちらをかければ辛さを加えてくれる。とはいっても汗が滲むほど辛くなるというわけではなく、花椒のほのかなシビレが実に爽快で、食後まであとを引く夏らしさを感じられるのだ。

 なお、麺量は標準で200gとなっているので、男性ではちょっと物足りないという方もいるかもしれない。そんな時は、セットのライスを注文。残った冷やしスープに投入して、胡椒と花椒オイルをかければ、冷製麻辣おじやの完成だ。スパイシーなパンチがありつつもサラサラと食べられるのでオススメだ。

(小林洋三)

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