新発売「日清焼そばU.F.O. 3種のチーズ牛丼味」がネット界隈で大反響のワケ

「うまい(うまく)、太い(太く)、大きい(大きく)」の頭文字をとった日清焼そばU.F.O.は、1976年の発売以来ロングセラーを続けている人気商品。長年にわたり愛されているのは、香り高く濃厚なソースと、しっかりと食べ応えのあるオリジナル中太麺のマッチングが他に替えがたいからだろう。

 そのU.F.O.が2月10日から「日清焼そばU.F.O. 3種のチーズ牛丼味」を発売。日清では「タマネギの甘みと牛の旨みが溶け込んだ甘辛い『牛丼味のたれ』と、パルメザン、エダム、ロマーノを使用した濃厚な『3種のチーズマヨ』をかけて仕上げる、こってりとしたおいしさが楽しめる一皿」と紹介しており、ファンの期待も高まるばかりだ。

 ところが、一部のネット界隈で「ネーミングが最悪」との声が上がっており、売れ行きが不安視されているという。なにやら「チーズ牛丼味」がよくないというのだが。

 実はネットスラングで、「チーズ牛丼」はオタク、陰キャ、ネクラなどを意味するのだ。もともとは、掲示板に書き込まれた「すき家のチーズ牛丼を注文する若い男性」のイラストが、侮辱的な意味として捉えられたのが始まり。ルッキズムの観点から批判があるものの、近年は自虐的な意味合いで普通の会話にも定着している。

《日清これ確信犯だろ》

《普通に美味しそうだけど、なぜチー牛にした》

《元ネタ知らないのか》

 Xではすでにこのような書き込みが散見され、発売前からかなり話題になっている。どうやらネーミングが気になる層が一定数いるようだが、コシのある中太ストレート麺と牛丼味のたれのマッチングは、想像しただけでもよだれが出そうだ。

 あえて「チーズ牛丼味」と付けたのは、味に相当の自信があるからではないだろうか。

(ケン高田)

ライフ