松屋「水煮牛肉」を食べたら「史上最辛」の豪語を超えた辛さだった

「松屋」は1月7日より、「水煮牛肉~四川風牛肉唐辛子煮込み~」(1180円)を期間限定で販売開始した。いつもトガリまくった商品を提供してくれる同チェーンが「松屋史上最も辛い」と謳う新メニューはどんなものか。さっそく食べに行ってみた。

 水煮牛肉は中国四川料理。唐辛子や花椒を大量に使った激辛グルメとしても知られるが、松屋でもたっぷりの唐辛子と花椒、辣油をミックスして辛さMAXに仕上げられているそう。

 実際、目の前に現れたスープは辣油で真っ赤に染まり、輪切りにされた唐辛子とホールのままの花椒がゴロゴロと入っており、見るからに辛そう。まずはひと口スープからいただいてみると、唐辛子の強烈な辛さと花椒の痺れが一斉に襲い、思わずむせ返ってしまう。これは日本人向けにアレンジされたものではなく、完全にガチ四川。松屋史上どころか、チェーン店グルメ史上最辛といってもいいレベルだ。

 具材は牛肉、玉ねぎ、キャベツとシンプルで、牛肉と玉ねぎをご飯に乗せれば激辛牛丼の完成。松屋ではご飯特盛まで同料金で提供しているので大盛りで注文したが、辛さ緩和のためにもご飯は大盛りや特盛で頼んでおいた方が正解だと思う。セットのお新香がこれほど箸休めに感じたのは初めてだ。

 しばらく食べ進めていくと、ようやく辛さにも慣れ、鶏ベースのスープの旨みやコクを感じられるようになる。しかし油断してホールの花椒を噛むと再び激辛が襲ってくるの繰り返し。辛いものがそこまで得意ではない人は、サイドメニューの生卵や冷奴を投入した方がいいかもしれない。

 記者の場合は四川の麻辣系が大好物なので、辛さらに美味しくいただくことができた。ただ、牛肉が牛めしの並盛よりも量が少なく感じたのは少し残念だった。

ライフ