メンズエステで「触っただろ!」恐喝被害が急増、優良店と“美人局”はどう見分けるか

 女性セラピストに癒されるはずのメンズエステで恐喝被害にあうケースが増えている。11月14日配信のTBSのニュースサイト「TBS NEWS DIG」が、客の男性が100万円を脅し取られた事件を伝えた。

 記事によると、被害者の男性は2024年7月、東京・品川区のホテルの1室でメンズエステのサービスを受けていたところ、男が突然、部屋に乗り込み、「女性セラピストの体に触れただろう」などと因縁をつけられ、200万円を要求された。その後、共犯の男らが9時間にわたって客の男性を車で連れ回し、消費者金融で金を借りさせ、現金100万円を脅し取ったとして、男女9人が逮捕された。都内では24年に入ってから同様の被害の届け出が170件あるという。

 メンズエステとは、女性セラピストによるオイルマッサージなどの施術を受けられる男性専用のサロンや派遣型店。性的サービスを提供することはできず、客のほうもお触り行為などはNGだ。

 今回のケースでは、普通に施術を受けていただけなのに因縁をつけられてしまったとのこと。都内では同様の被害も多いというが、優良店と悪質店を見分ける方法はあるのか。

「店のHPがあり、所在地や連絡先、施術内容、料金などがきちんと明記されていることが最低条件です。ほとんどのHPにはセラピストの紹介もありますが、やたらと美人が並んでいる場合は“ツリ”かもしれません。また、SNSで店名を検索して事前に情報を仕入れておくことも大切です。HPで利用者からの口コミを掲載しているメンズエステ店もありますが、“ヤラセ”の可能性もあるので注意してください。実際、予約の電話を入れた際、受け答えが乱暴だったり、雑だったりした場合もやめておいたほうがいいかもしれません」(週刊誌記者)

 メンズエステ選びも命がけだ。

(石田英明)

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