10月27日早朝、東京・新橋のガールズバーで起きた刺殺事件。被害者は従業員の谷沢優奈さん(18)で、加害者は客として来店していた千明博行容疑者(49)。事件のきっかけが「1万円」の窃盗である可能性が報じられている。
これまでの調べで、群馬県在住の千明容疑者は2024年6月ごろ、マッチングアプリで谷沢さんと知り合ったと供述し、犯行を認めている。犯行現場となった同店には、千明容疑者が谷沢さん目当てでたびたび来店していたことも確認されていた。2人の間に金銭トラブルがあったといい、谷沢さんは10月初旬、「マッチングアプリで知り合った男に財布から1万円を盗まれた」と警視庁に相談しており、その相手が千明容疑者である可能性が高い。
1万円を盗った、盗らないで殺人に及んだのだろうか。別の報道では、谷沢さんが事件の直前に「ガチ恋のお客さんが来る」と言っていたという証言もあった。恋愛感情がもつれているところに、1万円の窃盗疑惑が引き金となったのか。
2人はマッチングアプリで知り合ったというが、ガールズバーのキャストと客の関係でもある。そもそもガールズバーとは、女性中心のスタッフで構成されているバーのこと。接客はカウンター越しで、一般的には客1組に対してキャストが最低1人ついてトークなどで楽しませてくれる。もちろん、隣の席に座らせたり、タッチしたりはNGだ。
ガールズバーで千明容疑者が谷沢さんに対してどんな対応を見せていたかは不明だが、キャストに「嫌われやすい客」がいるのも事実だ。
「お触りなどのNG行為以外では、やたらとプライベートを詮索したり、店外デートへの誘いがしつこかったりすると嫌われます。こうした行為は明らかに卑猥な下心がある証拠です。キャストの好みのタイプであれば別ですが、そうでなければ迷惑以外の何ものでもない。ガールズバーでは、あくまでもキャストと客の関係で楽しむのが大人のマナーです」(週刊誌記者)
欲望丸出しは絶対NGだ。
(石田英明)