リーズナブルで庶民の味方、「熱烈中華食堂 日高屋」で、営業時間を短縮する店舗が増えているという。これに困ったのが、“〆ラーメン”を楽しみにしている客たちだ。
「日高屋は深夜0時以降も営業する店舗が多く、また駅近くに店があるため、飲み会終わりに日高屋に寄って〆のラーメンを食べるサラリーマンや学生が非常に多い。しかし、昨今の従業員の人手不足の影響によって、23時前後に閉店する店舗が増えたことから、〆ラーメン難民が急増しているんです」(夕刊紙記者)
日高屋では2017年9月にビールを20円値上げしたことで、“ちょい飲み”客が減少。さらに昨年春、メニューを全体的に値上げしたことで、さらなる客離れが懸念されたが、それでも人気メニューの「中華そば」を税込390円に据え置いたため、致命的な打撃は避けられたと見られている。
「しかし、ここへ来ての一部店舗での営業時間短縮が客足に影響する可能性もあります。店舗によっては昼や夕方よりも深夜が混んでいたところもあり、その客の多くは他店で酒を飲んでからの流れで、日高屋を訪れていた。今後、深夜営業を回避する店舗がさら増えれば、その〆ラーメン目当てで利用していた常連組が、店自体を使わなくなる可能性を孕んでいるからです」(前出・夕刊紙記者)
こうなると、せめて「中華そば」の値段だけは上げないで欲しいところだ。
(小島洋三)