土屋太鳳の姉・炎伽さんがミスコンで優勝できた裏事情とは

 9月11日に開催された「2019ミス・ジャパン日本大会」にて、全42名のファイナリストから東京代表の土屋炎伽さんが見事グランプリに輝いた。その炎伽さんはチアリーダーの世界ではかなりの有名人で、所属する富士通ではアメフトやバスケの会場でチームを応援し、すでに多くのファンもいる存在だ。

 だがそれ以上に女優・土屋太鳳の実姉であることが話題となり、ミス・ジャパンにエントリーしたことで〈妹に続いて姉も芸能界入りか!?〉と騒がれていた。しかも155センチという身長がファイナリストの中では二番目に低かったこともあり、今回のグランプリ受賞を巡っては《出来レースだろ?》《やっぱりコネだよね》といった批判も寄せられている。そんな声に対して、数々のミスコンを撮影してきたカメラマンが指摘する。

「炎伽さんが出来レースなんてとんでもない! 会場でも彼女の存在はひときわ目立っていましたし、実力で勝ち取った栄冠であることは疑いありません。それでも出来レースと批判されてしまうのは有名税として仕方のない部分もありますが、彼女がエントリーした『ミス・ジャパン』ならではの理由もありそうです」

 この「ミス・ジャパン」。その立派な名前に反して実は今回が第1回目というできたてホヤホヤの大会だ。公式サイトには「国内のミスコンテストの決定版として、この度、新しく開催」とうたわれているが、実際はどうなのか。

「本大会の主催者は以前、ミス・ユニバースの日本大会を運営していましたが、その運営権を失ったことから、ノウハウを活かして本大会を創設した形になります。そのミス・ユニバースやミス・ワールドなどの“世界四大ミスコン”では、世界大会に進出することが出場者にとって大きな目標の一つ。『ミス・ユニバース2015』では日本代表の宮本エリアナがトップ10に入賞し、大きな話題になりました。ただこれらの大会では世界が相手になるためどうしても高身長が求められ、宮本も173センチと背は高め。それに対して炎伽さんが参加した『ミス・ジャパン』は日本国内だけの大会なので身長制限がなく、155センチの彼女にも身長が不利に働くことはなかったのです」(前出・カメラマン)

 そういった基準に加え、「ミス・ジャパン」では炎伽さんが選ばれるべき理由があったという。

「世界大会を目指すことが目標の“世界四大ミスコン”に対して、この『ミス・ジャパン』は国内で完結する大会であり、今後1年間は主催者が指定する公式イベントやチャリティ活動への従事が義務付けられます。そのため芸能界との距離が近くなり、いかにもミスコン向きな女性よりも芸能人としての活躍を期待できそうな人材が求められているはずです。それゆえ太鳳の姉として知名度や話題性が抜群なうえ、チアリーダーとして人前でパフォーマンスすることに慣れている炎伽さんが選ばれたのは必然と言えるでしょう。そういったバックグラウンドまでを含めて《出来レース》と呼んでしまうのは、さすがに無理があるのではないでしょうか」(前出・カメラマン)

 これまでは試合会場のみでその雄姿を観られた炎伽さんだが、今後は様々なイベントで活躍していく予定だ。そうなるとやはり、太鳳と共に美人姉妹での出演に期待が高まるところだろう。

エンタメ