博識として知られる元テレビ朝日社員の玉川徹氏がまさかの事実誤認発言をしてしまった。1月16日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」(同局系)で、アイスランドとアイルランドをカン違いした疑惑が浮上したのだ。
この日の放送では、アイスランドで起きた噴火を取り上げた。1月14日、アイスランドのレイキャネス半島の火山が噴火し、漁師町のグリンダビークからわずか数百メートル離れた地点で溶岩が流れ出して住宅地に到達。2023年12月にもグリンダビーク周辺で噴火が起きていた。
意見を求められた玉川氏は「噴火があってから、アイスランドについて調べてみたんですね。1人あたりGDPがトップ3、世界のです」と勉強の成果を披露。キャスターを務めるフリーアナウンサーの羽鳥慎一が「日本より上なんですか?」と質問すると、玉川氏は「1人あたりGDPははるかに上ですよ。たぶん、2位だと思います。IMF(国際通貨基金)の資料から見ると」と説明した。
しかし、IMFが23年10月に発表した世界の1人あたりGDPランキングを見ると、アイスランドは2位ではなく、8位。2位はアイスランドと国名が似ているアイルランドだった。(ちなみに日本は34位)
その後、玉川氏は間違いに気づいたらしく、アイスランドはトップ3ではなくトップ10内だったと訂正し、「すみませんでした」と謝罪。調べたはずのアイスランドの情報で事実誤認とは、なんともバツが悪い結果となってしまった。
「事実誤認だけでなく、アイスランドに対して失礼な発言もありました。玉川氏は『伝統的な漁業以外でも、電力が豊富でアルミニウムの精錬業が盛んなんですよ。その電力の元が地熱。だから、こういうふうな被害が出てしまう部分もあるけれども、一方で大きな恩恵も火山から受けている訳ですよね』と、恩恵があるから被害もやむを得ないとも受け取れる発言をしてしまいました。まずいと思ったのか、羽鳥アナがすかさず『安全が確保できる距離であれば、(噴火や溶岩と)共存ということもありますけど』とフォローしました」(芸能記者)
アイスランドにも謝罪・訂正したほうがいいかも。
(石田英明)