ドラマ「岸辺のアルバム」をはじめ、数多くの人気作品を手掛けた脚本家の山田太一氏(89)が11月29日に亡くなったが、芸能界からはその死を惜しむように追悼コメントが寄せられている。そんななか女優の石原真理子(59)の自身のXでの投稿が波紋を呼んでいる。
石原が女優としてブレイクするきっかけとなったのがドラマ「ふぞろいの林檎たち」。社会から落ちこぼれた若者たちの青春を描き話題となり、83年のパート1を皮切りに計4シリーズが放送された。山田の代表作のひとつとしていまだ根強い作品のファンがいることで知られている。同作で石原は看護師役を好演し、一躍人気女優となった。
「ナース帽を取った際のロングの黒髪がなびくシーンが悩ましく、男性ファンを魅了しました。アンニュイな表情とセリフ回しは独特の存在感があり、山田氏も演技を高く評価していました。しかし玉置浩二との不貞騒動をはじめ私生活でのトラブルもあり、シリーズを重ねる毎に出演シーンが激減。企画段階だったパート5も石原の出演が難しいこともあり、頓挫したという噂までありました」(芸能レポーター)
そんな恩師である山田の訃報に、石原は追悼メッセージをXに投稿。その中に恨み節ともとれる一節があった。
「山田さんのご冥福をお祈りいたします.先月にそれまで判らなかった感情の名前が恨みだと判明.山田氏は人生で最初に最後でそれを思わせた人でした~(中略)~実際の私とは正反対な性格を突然被せやがった罪人山田太一(ピリオド他原文ママ)」
文面からは、まるでその後の芸能生活を狂わせたのは山田氏とも取れるような深い恨みが滲み出ているようだ。
「本人にとっては納得できない役どころだったのかもしれませんが、それを演じ切るのも女優の仕事。まだキャリアも浅く上手く表現できなかったことに不満があるのかもしれませんが、『罪人山田太一』という表現は穏やかでない。現在は更新が途絶えているブログでも一時意味不明な内容の記述がありましたが、誰彼構わず噛みつくのでマスコミも触れられない。このまま埋もれるには惜しい女優ではあるのですが…」(週刊誌記者)
ドラマの共演者は石原のポストを見て何を思うだろうか。
(倉田はじめ)