スイカゲーム「偽物」がクレーンゲーム景品に続出!公式が警告するほど人気爆発のワケとは

 パズルゲーム「スイカゲーム」の公式X(旧Twitter)が、クレーンゲームで無許可のグッズが景品となっている状況に注意喚起した。クレーンゲーム以外にも大量の海賊版が出回っているというが、同ゲームがここまで爆発的な人気となっているワケとは?

「スイカゲームの公式Xは9日、『みなさまから遂に出たんですね!!とご連絡をいただくクレーンゲームの景品ですが、スイカゲームとは全く関係のないものですのでご注意ください』と画像付きで投稿しました。画像には同ゲームのスイカそっくりなぬいぐるみ以外にもイラストで様々なキャラクターが見て取れ、公式は『雲のキャラクターの「ポッピィー」や、「シンカのわ」はやりすぎだと思うんですよね』と憤っています」(ゲーム誌ライター)

 この投稿に、フォロワーからはスイカゲームの海賊版とみられる商品の報告が相次いで寄せられているが、公式によると現時点ではステッカーとクリアファイルしかグッズ展開はしていないという。また、同ゲームはプロジェクター版とNintendo Switch版しか発売されていないが、大量に類似のスマホゲームも登場しているのだ。

「大量の海賊版と類似品が登場しているスイカゲームですが、実はSwitch版として発売されたのは2021年の12月9日で、今年の夏頃まではダウンロード数たったの2300本という無名のゲームでした。このゲームを制作したのはAladdin Xというホームプロジェクターブランドで、スイカゲームはプロジェクターの内蔵ゲームとして開発されたものだったのです。しかし、今年の9月にYouTubeなどでゲーム実況者が配信すると、単純ながら奥深いゲーム性と可愛らしいキャラクターが大人気となり、なんとわずか3カ月足らずで400万ダウンロードを突破。先日発表されたSNS流行語大賞2023でも2位にランクインするなど爆発的な人気となっているのです」(同)

 まだまだスイカフィーバーは続きそうで、海賊版も大量に発生しそうなので注意しよう。

(小林洋三)

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