破竹の勢いでゲームファンを虜にしているクロスメディアコンテンツ「ウマ娘 プリティーダービー」の新CMが20日に公開され、物議を醸している。
ウマ娘の開発会社・サイゲームスが新たに公開したCMシリーズ「Become a Legend」では、秋の競馬シーズンに合わせた競走馬がモチーフのウマ娘たちが登場。第4弾となる「世界篇」では、タップダンスシチー、ゼンノロブロイ、カツラギエースの3人の姿に早くもファンの注目が集まっている。
そんな中、CM内に登場する世界地図の“色分け”がファンを巻き込む騒動に発展している。
ゲームライターが語る。
「映像では地図上の日本列島が明るく光る演出がされていたのですが、尖閣諸島と竹島、千島列島の国後と択捉の2島も光って表示されていることが、とくに近隣国から問題視されたようです。地域名などは表記されていませんが、他国の領土が黒く表示されていたため、『領土を主張しているのではないか』という声が上がったというのです」
CMでは米国領のグアムと北マリアナ諸島も光って表示されており、制作者が雑に色分けしていたとも考えられるが、尖閣諸島を含む領土問題に敏感なユーザーには、面白く映らなかったようだ。
騒動を受けウマ娘プロジェクトの公式アカウントは21日にXを更新し、「11月20日に公開した『【ウマ娘 プリティーダービー】CM「Become a Legend 世界」篇』動画内に本来意図しない表現があったため、該当の動画を削除し再公開いたしました。該当の動画に関しては随時差し替えを行ってまいります。ご迷惑をおかけしましたことお詫び申し上げます」と謝罪している。
領土問題がまさかゲームの世界にまで関わってくるとは、ファンも面食らったのではないだろうか。
(ケン高田)