「大きな見どころは春画をありのままに見せる描写。春画といえば、江戸時代に性的な交わりをあますところなく描いた浮世絵の一種。本編にはモザイクなしでつながった部分も映り込むこともあって、R15+指定作品となっていますが、驚かされたのは春画よりもヒロインの完脱ぎシーン。偏愛コメディーと銘打たれていたので油断していましたが、みごとに本格派女優への仲間入りを果たしたと言っていいでしょう」
映画ライターが絶賛するのは、13日公開「春画先生」でヒロインを演じた北香那(26)。同作では、「春画先生」と呼ばれる変わり者の研究者・芳賀(内野聖陽)と彼の手ほどきで春画を学ぶ弓子(北香那)、芳賀の弟子で編集者の辻村(柄本佑)の奇妙な三角関係が描かれる。
「北香那さんは、徐々に春画の魅力にハマっていく女性・弓子を演じます。春画だけでなく、春画研究の世界で名のある“芳賀先生”に対して次第に恋心を抱くようになるのですが、どっぷりとのめりこんでいく様をみごとに演じきっていました。ある事情があって、なかなか先生とは肉体的な関係を持つことができないのですが、その過程で別の男性と何度もベッドをともにします。男性の上にまたがって、バストトップをあらわに恍惚の表情を浮かべるシーンは忘れられません」(前出・映画ライター)
26歳にして堂々の脱ぎっぷりを見せた北香那は、現在放送中のNHK大河ドラマ「どうする家康」で松本潤演じる主人公・徳川家康の側室役を演じたことで知られている。
「北さんが『どうする家康』に登場したのは第10話『側室をどうする!』でした。松平家で獲ったイノシシをどうするか、誰も手が出せない中で、北さん演じるお葉は鉈を振り下ろし、一撃で仕留めてみせた。その後、周囲の推薦もあって、家康の側室に抜擢されるのですが、夜の床のシーンでは、まるでロボットのように家康の耳を攻めるなど、男の扱いになれない女性をコミカルに演じきっていました。演技力に定評があり、完脱ぎもできるとは、今後注目の女優の一人と言っていいでしょう」(ドラマウォッチャー)
24年のNHK大河ドラマ「光る君へ」で主役を務める吉高由里子も、「春画先生」と同じくR15+指定の「蛇にピアス」(08年公開)で鮮烈なベッド場面を披露した。大河のヒロインに抜擢される日は近い!?