明治神宮再開発に待った!桑田佳祐が大切にする3つのホームグラウンド

 桑田佳祐率いるサザンオールスターズの新曲「Relay〜杜の詩」のミュージックビデオが20日、公式YouTubeチャンネルで公開された。

 サザンの公式X(旧Twitter)では「楽曲に込められたメッセージを、映像からも感じていただけたら嬉しいです 皆さんにとって大切な場所はありますか?」と綴られた。同曲は明治神宮外苑の再開発をめぐり、桑田の思いを表現した曲だ。

 多数の樹木の伐採計画がある明治神宮外苑再開発について、2023年3月に亡くなった音楽家・坂本龍一さんは生前、「とても持続可能なものとは言えない」などとして、小池百合子都知事などに計画の見直しを求めていた。

 桑田は9月2日にオンエアされた自身のレギュラーラジオ番組で、新曲について「坂本龍一さんが提示していただいたことがいっぱいありますが、それを受け止めて作った曲と言っていい」などと明かしていた。サザンの音楽制作のホームグラウンドは、神宮外苑近くの音楽スタジオ。ここで40年以上も楽曲作りに励んできた桑田にとっても愛着のある場所だ。

〝ホームグラウンド〟といえば、桑田の出身地である神奈川県茅ヶ崎市で23年9月27日から凱旋ライブが開催。サザンは00年、13年にも地元ライプを行っており、今回が10年ぶり3回目。公式サイトでサザンは「自分の『ふるさと』に対しての感謝や愛郷の念が、より一層深まっているように感じております」などとメッセージを綴っている。

「桑田にはもう1つ、大切なホームグラウンドがあります。現在、居住している自宅がある都内の高級住宅街です。桑田は現在の自宅に住む前も、この近くに住んでいました。桑田はこのエリアをよほど気に入っているのでしょう。近所の小さなスーパー(現在は閉店)にも桑田本人が足を運ぶこともあったようです。ある日、桑田が来店した日のこと。当時働いていた店のスタッフの話によれば、桑田は帽子を目深にかぶり、顔がバレないようにしていたそうです。顔バレはしなかったのですが、機嫌が良かったのか、買い物しながら桑田はつい鼻歌を口に…。あの独特な声に店内にいたお客さんも思わず振り返ったとか。桑田が近くに住んでいることを知るお客も多かったといいますが、まさかスーパーで鼻歌を聴けるとは驚きだったでしょう」(エンタメ誌ライター)

 スーパーは閉店してしまったが、明治神宮外苑の緑は残るといいのだが…。

(石田英明)

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