元テレビ朝日社員の玉川徹氏が9月1日、レギュラーコメンテーターを務める「羽鳥慎一モーニングショー」(同局系)に出演。前日、8月31日に第7話が放送されたドラマ「ハヤブサ消防団」(同局系)の一部内容を明かし、録画などで第7話をまだ観ていない視聴者から悲鳴が上がった。
番組では、8月31日に行われた「FIBAバスケットW杯2023」の日本対ベネズエラ戦を特集。試合は日本が大逆転で勝利し、2024年のパリ五輪出場に王手をかけた。解説者として、両親がバスケットボール指導者で自身も大のバスケファンという俳優の満島真之介が生出演。
満島は「ハヤブサ消防団」でも重要な役どころで出演している。同ドラマは俳優の中村倫也が主演を務める、田舎で起きた連続放火事件の真実に迫る物語だ。
バスケに縁遠いと思われる玉川氏に、満島は「玉川さん、『ハヤブサ消防団』を好きと聞いているので、僕は仲間だと思っています」とリップサービス。気をよくした玉川氏は「勘介、来たよ!勘助というのは『ハヤブサ消防団』の満島さんの役名なんですけど、ほんと、どハマりしているんですよ、このドラマに」と興奮気味に話し出した。そこまではよかったのだが、「昨日、消防団1人死んじゃったじゃないですか。まだ死んじゃうんですか?」とまさかのネタバレ発言をしてしまったのだ。
満島は顔を引きつらせながらも「それは8、9話を見ていただいて…」と冷静に返すと、玉川氏は「そりゃそうだよ、そりゃそうだよ」と、ようやく我に帰る。金曜コメンテーターを務める元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂からは「(先の展開を)言えるわけないし、(今回の話題と)かなり外れている」と注意される始末だ。
「『ハヤブサ消防団』は、7月期ドラマで1番人気といわれる堺雅人主演の『VIVANT』(TBS系)に迫る評価を得ています。ミステリーという性格上、ネタバレは厳禁。玉川氏のうっかり発言にSNS上では《ネタバレされて泣いた》《録画でまだ観てないんだけど》《元テレ朝社員がネタバラシするか!》などと、視聴者の怒りの声が上がっています」(テレビ誌ライター)
ドラマは録画に加え、最近は見逃し配信を利用する視聴者も増えてきた。いったい、どれほどの「ハヤブサ消防団」視聴者が泣いたのか。
「『ハヤブサ消防団』の過去放送は、複数の映像配信サービスで視聴できます。その1つ、無料動画配信の『TVer』で同ドラマをお気に入り登録している利用者は約102万人です。仮に全員、第7話を見ておらず、玉川氏のネタバレを聞いたとしたら、『TVer』だけでも結構な人数が被害にあった可能性があります」(前出・テレビ誌ライター)
悪気はないのだろうが、罪深いネタバレだった。
(石田英明)