TBSラジオが8月30日、今年10月からの「秋改編」の詳細を発表したがどうも不評らしい。
主だった変更は昼ワイド番組「ジェーン・スー 生活は踊る」(月〜木曜)を午前11時から午後2時まで放送時間を1時間拡大。続く「こねくと」も午後2時から午後5時30分まで1時間拡大して放送する。
ほかにも「荻上チキ・Session」は午後6時から9時までの3時間に、熱心なリスナーがついている「アフター6ジャンクション2」は午後10時から11時半までの放送に変更される。
在京ラジオ局編成マンに言わせれば、
「基本的に番組タイトル、内容は変えずに枠だけ拡大していく。言い換えれば予算は据え置きで番組尺だけ引っ張り、ある番組を終了させています。この弊害はいくつかあって、1つは時計代わりに聴いていたリスナーが他局に流出すること。もう1つは番組の演出が低下すること。TBSラジオは聴取率でも近年苦戦しており、とにかくコストカットに走っている印象が強い」
のだそうだ。
それでも営業が頑張ってスポンサーを取ってくれればいいのだが、そこも上手く回っていない。
「特定期間だけスポンサードできるプランなどを豊富に持っているのはニッポン放送で、営業部隊は〝軍隊〟と称されるほど厳しく動いていますが、令和の時代に馴染まず離脱する者が多い。他の局は『うちは代理店からの提案案件以外はやりませ〜ん』と呑気なことを話している者もいる。一番いいのは、radikoだけで限定CMを流せればいいのですが…」
顔の見えないラジオでは、さしもの安住アナでも挽回できないか…。