“新コンビ結成”だ。
女子フィギュアスケートの本田真凜が兵庫県西宮市などで行われていたアイスショー「THE ICE」に出演。それを親友の卓球選手・伊藤美誠が観賞し、旧交を温めたようだ。
本田は自らのインスタグラムに、2人で頬をぴったりとくっつけて抱きしめ合う写真などを投稿。コメント欄には2人の名前を合わせ「#みまりん」と記していた。
その中に、異色のショットがある。2人でハグしあいながら、伊藤はニッコリ微笑んでいるのだが、本田はカメラを睨み付けるような表情。新コンビ・みまりんは息が合っていないのか?
フィギュア関係者が語る。
「本田は19−20年シーズンが正念場となります。単身アメリカ留学をし、フィギュアスケートの練習に打ち込んでいましたが、前年シーズンの成績は芳しくありませんでした。その影響で海外の大きな大会に出場できず、19−20年シーズンは日本国内の大会に重点を置かなければなりません。ネイサン・チェンらを指導するラファエル・アルトゥニアンコーチの指導の下、技術的に進歩したのは確か。ですが、練習でできていたものが本番になると失敗してしまうところが本田の課題なのです」
スランプと言えばそれまでだが、原因は技術的なものではなく、精神面だろう。
ジュニア時代から知るスケート連盟幹部らが本田に言い聞かせているのは、「アイスショーでも気を抜くな!」。リンクに立つときは全て五輪本番のつもりでいて、「控室でも気を抜くな」というもの。おそらく、インスタに上げたレンズをニラみつけるような真顔のショットも、「伊藤は世界で結果を出している。自分も」の気持ちの表れだろう。
伊藤を“まぶしい”と思っているのかもしれない。世界で活躍する親友にあやかって、この“みまりん写真”が復活の契機になればいいのだが。
(スポーツライター・飯山満)