朝の情報番組「めざまし8」がこの春にリニューアル、高学歴タレントのトラウデン直美が、金曜MCに抜擢された。3月から出演者に加わった元NHK記者でジャーナリストの岩田明子氏とともに、「ポスト三浦瑠麗」として期待されている。
これまでのような当たり障りのない優等生的なコメントから、どれだけ脱皮できるかに期待がかかるが、過去には環境に関する全国フォーラムで、「買い物をする際に、店員に『環境に配慮した商品ですか?』と尋ねることで、店側の意識も変わっていく」と極端な正論をぶち、ネット上をざわつかせている。
「めざまし8」の論客陣と堂々とわたり合うトラウデンだが、慶大の先輩でもある古市憲寿氏とは、かつて一戦を交えたことがあった。
2021年2月放送の「とくダネ!」(フジテレビ系)でのことだ。トラウデンが自分の好きな小説を紹介する場面で「人間模様がドロドロした部分に掻き立てられた」と明かすと、古市氏は「そういうのに共感して読んだんですか?」と意地悪な質問。MCのフリーアナウンサー・小倉智昭が「古市君の本もドロドロしているところがありましたよ」と助け舟を出すと、トラウデンは「受験勉強のときに〝古市先生〟の(ドロドロした)本も読ませていただきました」と反撃。「そのおかげで(大学に)に受かったかもしれない」と褒め称えると、古市氏は一本取られたかのような表情を浮かべた。
22年7月放送のバラエティ番組「上田と女が吠える夜」(日本テレビ系)では、古市氏が逆襲。トラウデンが週末、「千葉に行って畑作業をしたり、馬に乗ったりしている」と明かすと、古市氏は「トラウデンさんはイメージ作りなので」と切り出し、「農業も乗馬もイメージ作りの一環。真に受ける必要はないです」とバッサリ。トラウデンが「明後日も行きますから!」と反論するも、古市氏は「農業を月1回行って、〝やっています!〟とアピールするインスタグラム用の農業なので」と突き返した。最終的にはトラウンデンは「ちゃんとやっているかと言われると…」と負けを認めたのだった。
「古市氏はトラウデンが慶大の後輩ということもあり、からかっているようにも見えます。ただ、今後も『めざまし8』で先輩と丁々発止のやりとりを続ければ、トラウデンのコメントセンスはさらに磨かれるはず。夫の起訴で番組欠席中の三浦瑠麗さんの穴埋めも十分に務まると思われます」(テレビ誌ライター)
トラウデンは古市氏と名勝負を築いていけるか。
(石田英明)