TKO「復活ライブ」チケット即完売でも前途多難なタチの悪さ

 1月23日、相方・木下隆行同席のもと、総額6億7000万円に及ぶ巨額投資トラブルの謝罪会見を行ったお笑いコンビ・TKOの木本武宏。会見では2月4日に6年ぶりとなるトークライブ「喋るTKO」の開催も告知された。
 
 メディアの中には〝復活〟と好意的に報じる媒体もあったが、業界関係者からは「そんなに甘くない」と厳しい声が飛んでいる。
 
「彼自身も被害者で、会見では2000万円の損失を抱えていることを明かしましたが、その一方で木本に声を掛けられてお金を預けた芸人仲間やスタッフもいる。つまり、同時に加害者でもあり、仮に全額返済できたとしてもその事実が消えるわけではありません」(テレビ局プロデューサー)

 木本はお金を預けた2人の投資家のうち、1人は運用の事実が不明で詐欺だった可能性を認めているが、場合によっては木本自身も民法719条の「共同不法行為」に問われる可能性もあるという。

「他者の資産に直接的な被害を与えたという点で、後輩芸人へのパワハラを繰り返していた相方・木下はもちろん、闇営業騒動でテレビから消えた宮迫博之、多目的トイレで不貞行為をしていたアンジャッシュの渡部建よりもタチが悪い」(前出・プロデューサー)

 ちなみにマスコミ各社が「即完売」と一斉に報じたお笑いライブに関しても、会場となる大阪市内のライブハウスの定員は約100名。その一部は関係者席となるため、一般販売されたのは80席程度と思われる。

「各ワイドショーからは事件について喋ってくれとオファーが届いてるかもしれないが、通常のバラエティ番組ではとてもじゃないけど出せません。スポンサー的にもNGだろうし、上からも確実にストップがかかります」(前出・プロデューサー)

 どうせなら、今回の投資トラブルの被害者とされる平成ノブシコブシの吉村崇がレギュラーを務める「しくじり先生」(テレビ朝日系)に出演してもらい、事件の全容を語ってほしいところだが…。

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