田中要次と羽田圭介のバス旅ラストの物悲しさ…太川陽介&蛭子能収との格差が浮き彫り

 5年間にわたって第19弾まで放送された名シリーズとは思えない、寂しい最後だった。田中要次と羽田圭介の「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」(テレビ東京系)が、1月7日の「土曜スペシャル ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z ヒストリー&大反省会SP」で幕を閉じた。

 バス旅Zは昨年8月に放送された第19弾が失敗に終わり、通算成績が負け越したことで田中と羽田のクビが決定。今回のスペシャルではすべての旅を振り返った。

 ゲストとして出演したのは村井美樹(第4弾マドンナ)、鈴木杏樹(第15弾)、神田愛花(第17弾)の3人。この3人、実はみな失敗に終わった回のマドンナなのである。

「失敗した回のほうがエピソードに事欠かないので、この3人を選んだのでしょう。そんな理由があったとしても、人選はなんとかならなかったのかと言いたくなります。太川陽介と蛭子能収のバス旅のラストは、蛭子が『もう一度旅をしたい』と選んだお気に入りのマドンナが3人登場しました。メンバーは熊切あさ美、さとう珠緒、加藤紀子。旅を成功させたら太川も含めて5人で温泉に入るというご褒美つきで、見事ゴールして風呂に入っていました。実際に旅をした蛭子たちと、旅を振り返っただけの田中たちで違いがあるとはいえ、ずいぶん差をつけたなと思います」(テレビ誌記者)

 太川と蛭子のバス旅も第19弾が終わった時点(15年6月)で、それまでの旅を振り返る「大感謝祭」が放送された。この時、スタジオにやってきたマドンナはなんと13人。VTRでの出演も4人いて、19人のマドンナのうち17人が顔を見せている。ところが、バス旅Zはスタジオが3人のみで、VTRでの出演も4人だけ。19人中、7人しか登場しなかった。太川と蛭子のバス旅を知るファンとしては、なんとも寂しい限りである。

「反省会の最後もずいぶんあっさりしたものでした。最後のマドンナの馬場典子が感想を述べると、テロップで『5年間 応援ありがとうございました』でおしまい。普通なら田中と羽田がコメントするものですが…。2人を画面に出したくないのかと思ってしまいましたよ」(前出・テレビ誌記者)

 あらゆる面で太川と蛭子の初代コンビを越えられないまま、田中と羽田のコンビに別れを告げることになった…。

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