7月12日に執り行われた故・ジャニー喜多川氏の告別式を巡って、一部ファンによる目に余る暴走が炎上状態になっている。今回の告別式では事務所側が「ジャニーの子供でございますタレントたちとJr.のみで執り行う家族葬とさせていただきます」と発表。ファンや関係者向けには別途、お別れの機会を設けるとしていた。
ところが一部のファンが貸切バスを仕立てて告別式の会場に向かう計画を立案し、SNSで参加者を募集。その人数はバス2台分にも及んだそうで、ネット上では批判の声が殺到。一方で、このツイート自体が他人のアカウント乗っ取りによるニセモノとの話も広がり、情報は錯そう。そもそも葬儀会場は非公開だったため、いまではガセ説が有力となっている。
ただ、このような情報が一気に拡散したのは、一部ジャニーズファンによる迷惑行為が常態化していたという背景がある。移動中のメンバーに付きまとう行為のほか、出待ちの際にメンバーに体当たりをするといった悪質なケースもあったという。
「あまりにもの悪質行為を受けてジャニーズ事務所では5月19日、19年はHey!Say!JUMPのアリーナコンサートを見送ると発表。その理由はメンバーの移動時に悪質ファンが一般人に迷惑をかけており、その状況に改善が見られなかったからとしています。ヘイジャンに限らず他のグループでも悪質ファンの迷惑行為は止まらず、もはやファン側の自重を期待するのは不可能だと言えるでしょう」(芸能ライター)
そんな状況を受け、業界関係者からはこんな噂が聞こえてくるというのだ。芸能ライターが続ける。
「これまで事務所側ではジャニー氏の『ファンのことを一番に考えてね』という言葉をかたくなに守ってきましたが、いよいよ悪質ファンへの対策を本格的に講ずるのではと噂されています。とはいえ屈強なガードマンを配置するといった実力行為ではなく、悪質行為を受けた場合には当局に被害届を提出するといった対応になりそうです」
多くの良識あるファンからはこれまでも「悪質なファンは訴えてもいい」との声があがっていた。それがいよいよ現実になろうとしているのかもしれない。