旧統一教会の話題で炎上も…世界日報が称賛した太田光の“サンジャポ発言”

 旧統一教会問題に関する発言で注目を集めている爆笑問題・太田光。これまで、司会を務める「サンデー・ジャポン」(TBS系)では、独自の見解を述べていたが、8月28日放送回でも“太田節”がさく裂した。

 この日、番組では旧統一教会と政治家との関わりについて議論。太田は「『とにかく関係を絶つんだ』って岸田さんも言っている。だけどこれって、じゃあ統一教会は“反社”だっていうことを確定するんですか?って、僕は岸田さんに聞きたいんです」と語った。さらに太田は「暴力団との関係と同じですよね」として、「信者たちはまるで暴力団の組員のように見られちゃう」「何の悪意もなく、ただ信じてやってる人たちはいっぱいいるわけですよね」と現役信者を気遣い、霊感商法について「商法的には間違ってるかもしれないけど、じゃあ、教え自体が間違ってるとは誰も言えないわけで」とコメントした。

 その後、元国会議員でタレントの杉村太蔵が、宗教団体への寄付や献金について「個人の献金の上限、これキッチリ決めましょう」と述べると、太田は「献金の上限、決めるっていうのもなかなかそれは難しい」と述べ、「信仰っていうのは、本人が信じてるから『これだけあげたいんだ』っていう。これは統一教会に限らずですよ。いろんなお寺やなんか、他の宗教も、自分が困るくらいにお布施をあげたほうが報われるっていう教えはいろんな宗教にあるから、それを取り締まるっていうのは、信仰とは何なのかっていうことに政治が介入するってことだから」と異を唱えた。

 太田の意見に、デーブ・スペクターは「信じ込まされてるって言ったほうがいい」と反論。フランスの反カルト法を例にあげて、「はっきり分けないといけないと思う。マインドコントロール使ってるかどうか」と、カルト的団体とそうでない宗教団体の区別の重要性を説いた。

「太田さんの発言はSNSで取り上げられ、映画評論家の町山智浩さんもツイッターで引用する形で《実際の話、統一教会は洗脳システムによって信者の自由意志と人権、財産を奪うビジネス集団》と批判。また、『お布施をあげたほうが報われる』という発言に対しても、《日本のお寺と旧統一教会を同等に扱うな》などと大炎上しています」(ネットライター)

 そんな中で8月26日発売の「月刊Hanada」10月号に、「世界日報特別取材班」が寄稿した記事が注目を集めている。

「記事では『世界日報特別取材班』の署名で、『世界日報』が世界平和統一家庭連合の『機関紙』であることを否定し、あくまで総合一般紙であることを主張。そのうえで同連合へのバッシング報道を厳しく非難する内容になっていますが、その中で、太田さんが『サンジャポ』で語った『マスコミの動きは山上(徹也)容疑者が思った通りの動きをしている』という発言を取り上げて、『極めて冷静な認識』と称賛しています。こうした記事で『サンジャポ』の発言が引用されるのは珍しいかもしれません」(前出・ネットライター)

 改めて太田光の発信力の大きさが伝わってくるようだ。

ライフ