98年から3年連続で「紅白歌合戦」の紅組司会に抜擢され、「クボジュン」の愛称でアイドル的人気を博したのが元NHKの久保純子(50)だ。独立した04年にはアテネ五輪のTBSキャスターとして起用されるなど、フリーアナとしても存在感を発揮した。
そんな彼女は現在「幼稚園教員」として多忙な日々を送っている。
「6年前に夫の仕事の都合でアメリカ・ニューヨークに転居しているばかりか、今年2月から現地の幼稚園で教員として働いているんです。先日、VTR出演した『ポップUP!』(フジ系)では『毎朝6時に起きて幼稚園まで自転車で通勤』『午前8時から午後4時まで働いている』と明かしていました」(テレビ誌記者)
意外な転身を果たした久保だが、そのオーラは相変わらずのよう。
「今年7月には、一時帰国し、金沢を訪れた時の写真をインスタグラムにアップ。白いTシャツと青のパンツ姿というラフな格好でしたが、元アイドルアナのオーラは衰え知らず。バストのボリュームは20代の時よりもアップした印象でした」(テレビ誌記者)
90年代にTBS系の「どうぶつ奇想天外!」や「チューボーですよ!」のアシスタントとして人気を集めた雨宮塔子(51)は、99年に同局を退社。その後、絵画の勉強をするためにフランスに移住した。
そして16年に「NEWS23」のMC就任をきっかけに帰国したが、同番組を降板したことで、今は再びパリでの生活を送っている。
「パリ在住の友人と共同でユーチューブチャンネルを開設し、街歩きや料理の動画をアップしています。先日の動画では水着に着替えてプールに入るシーンもありました。スタイルのよさは20代の頃とまったく変わらない。いつでもテレビ業界に復帰できる美貌を維持しています」(テレビ誌記者)
同じくTBS時代に「筑紫哲也 NEWS23」などに出演し、98年のフリー転身後、「ニュースステーション」(テレ朝系)を担当した渡辺真理(55)。報道イメージが強いせいか、このところ政治家転身へのオファーが絶えないという。
永田町関係者が明かす。
「聡明でクリーンなイメージがあり、局アナ時代から『政治家向き』と言われていました。さらに大物政治家がゲスト出演する『そこまで言って委員会NP』(読売テレビ)で副議長を務めていたこともあり、与野党問わず、永田町には彼女のファンは少なくない。結果的に実現しませんでしたが、昨年の横浜市長選に自民党から出馬するのでは、とも報じられました。今後さらに出馬オファーは増えるでしょうね」
テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」でMCを務めるテレ東一筋30年の佐々木明子(52)には、ベテランゆえの悩みが‥‥。
「誰よりもキャリアを積み重ねたことで、周囲から『叱られなくなった』ことが最近の悩み。この前、久しぶりにディレクターから『そのコメントは違うと思います』と指摘された際には、逆に『叱ってくれてありがとう』と喜んでいました」(テレ東関係者)
テレビ朝日の大下容子(52)は、意外な才能に称賛の声が上がっている。
「昨年、初エッセイ集『たたかわない生き方』(CCCメディアハウス)を出版したのですが、彼女が綴っている文章が上品かつ伸びやかな筆致で、本当にすばらしかった。これからも、こうしたエッセイをどんどん出版してほしいですね」(女性誌編集者)
50代でもまだまだ華のある女子アナたち。熟女になっても往年の輝きを維持しているのは「さすが」の一言に尽きよう。
*「週刊アサヒ芸能」9月1日号掲載