ディズニーやユニバで集団ダンス、Tiktokerの迷惑行為に批判続出

 東京ディズニーシーの人気スポットの前で、集団でダンスを踊る動画がTikTokに投稿され《あまりにも迷惑すぎる》といった批判の声が殺到している。この動画以外にもディズニーリゾートやユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)などでダンスする動画が数多く投稿されており、ネット上では物議をかもしている。

「問題となっているのは、『トイ・ストーリー』のキャラクターのおそろいファッションに身を包んだ女性8人組のグループ。ディズニーシーのアクアスフィアの前で『kep1er』というK-POPアイドルの『WADADA』という楽曲に合わせて踊る1分半ほどの動画をTikTokへ投稿していたのですが、動画には彼女たちを避けて通る来場客も映っていたため、《他の客の邪魔だし、マジでこういうのウザい》《自己満足のために平気で周りに迷惑掛けまくるのは信じられない》といった批判が殺到しました」(フリーライター)

 批判を受けてこの動画投稿グループは、「自分たちの身勝手な気持ちだけで行動してしまいました」と謝罪し、動画を削除。しかし、ちょうど春休みというタイミングもあり、この動画投稿グループ以外にもテーマパークや観光名所でダンス動画を撮影する集団が数多く目撃されていることから、ネット上では《公共の場で迷惑を顧みない動画撮影をするのは禁止にするべき》といった声も上がっている。

「2019年頃に“SNS映え”のためにタピオカミルクティーなどを注文して、撮影するだけ撮影したら飲まずに捨ててしまう女性たちが現れ社会問題となったことがありましたが、今回のダンス騒動も新たな“SNS映え”問題と言えるでしょう。自分のSNSに映える動画を投稿するために、今後も背景が綺麗な場所でダンス動画を撮影する若者は後を絶たないと思います。場所によっては他人に迷惑となる撮影を禁じているところもありますから、もしそういう若者集団を見かけた場合は直接本人たちに注意するのではなく、管理施設に通報するのが良いでしょう」(ITジャーナリスト)

 なお、東京ディズニーリゾートは他の来場者に迷惑となる動画撮影を禁止している。

(小林洋三)

ライフ