阪急電鉄の広告炎上を伝えた小川彩佳アナに「数百万でよかったね」の当てつけ

 6月10日に放送された報道番組「NEWS23」(TBS系)の「異論反論オブジェクション」コーナーで、阪急電鉄が掲出した中吊り広告に批判の声が寄せられ、取りやめに至った騒動を取り上げた。

 同広告は阪急電鉄と企業ブランディング会社「パラドックス」社がコラボした企画で、パラドックス社が出版する「はたらく言葉たち」という本から”名言”をピックアップ、京都、神戸、宝塚線のうち1編成を「車両ジャック」して中吊りに掲出していた。だが、その文言が「時代錯誤」「不愉快」であるとして、利用客やネットの批判で大炎上。

これを受け、同電鉄は「思いが至らず、事前チェックが不十分でした」とコメント、「はたらく言葉」の中吊りを中止することを表明したのだが、なかでも問題になった一枚が、

《毎月50万円もらって毎日生き甲斐のない生活を送るか、30万円だけど仕事に行くのが楽しみで仕方がないという生活と、どっちがいいか》

というものだ。
 
 番組では「30万円で何が不満なのか」「若者の実態とズレている」「10万円代でやりくりしているのに」といった街の声が取り上げられた。ほかにも若年層からは「30万もらえたら超幸せ」「生き甲斐のない手取り18万円の私はどうしたらいいの」「1ミリも心にひびかない」などと批判が噴出、中には「月に数百万円貰って生き甲斐ある仕事でよかったですね」という謎のツッコミもあった。

「フリーキャスターになって今月から『NEWS23』のキャスターに抜てきされた小川彩佳アナに対する当てつけでしょう。5月22日公開のFRIDAYデジタルによると、小川アナのギャラは週に200万円ともいわれ、年間1億円ほどが見込まれるとか。やり甲斐のある仕事に就けて、テレ朝時代の10倍近い収入を手にした小川アナがこの話題を紹介しているのですから、ツッコミたくもなるのでしょう」(テレビ誌ライター)

 とはいえ、フリーは明日の保証がない世界。とくに大抜擢の小川アナは常に視聴率競争にさらされる立場。スタートダッシュに失敗とも報じられ小川アナだが、何とか盛り返して、“仕事に行くのが楽しみで仕方がない”状況になってほしいものだ。

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