「少年革命家」として知られるYouTuberのゆたぼんが1月29日、自身のYouTubeチャンネルを更新。日本全国をまわる専用車「スタディ号」購入資金のためのクラウドファンディングが目標の380万円に到達したことを明らかにした。
「現在、中学1年生のゆたぼんは、小学校時代に担任教師とトラブルになったことをきっかけに不登校となり、YouTubeで『不登校は不幸じゃない』といったメッセージを発信するようになりました。そんなゆたぼんは昨年12月から、47都道府県をまわり、不登校の子やその親御さんたちと直接会うなどするための専用車である『スタディ号』を作るための資金をクラウドファンディングで募っていたのです」(ネットウォッチャー)
26日にはクラウドファンディングの目標額まで100万円以上届いていないことから「ヤバいです!助けてください!」との動画を投稿していたが、100万円を支援する大口が登場したことにより、締め切りの2日前に目標を達成。「俺のことを応援してくれてた方、ホンマにホンマにありがとうございます!」と感謝を口にし、「みんなも夢があるんやったら、あきらめずそのまま突き進んだ方がいいと思うで!」と興奮気味に話していた。
しかし、ゆたぼんは26日の動画でLINEで協力を求めた友人たちに「既読スルー」されていることを明かし、「自分の都合のいい時だけLINEしてきて、こっちがホンマに困ってる時は無視してくるなんて、ほんまの友だちじゃないと思う」と失望感を露わに。生配信中に直電してクラウドファンディングに協力を要請していたこともあり、今回の成功に対してネット上では《LINEを無視したら裏切り者扱いして、直電かけてクラファン達成って…。完全に手段が目的になってる》《知り合いに電話しまくってお金を集めるのはクラファンとは言わないのでは?》など厳しい意見が相次いでいるのだ。
「そもそもは『不登校の子やその親御さんたちと直接会う』ことが目的ですからね。クラファンがダメなら『スタディ号』を諦めて、例えば自転車で日本一周する方法もあったとおもいます。『2ちゃんねる』創設者の西村博之氏がTwitterで『子供の夢なら父親がお金を出してあげればいいと思います』と投稿していましたが、そうした手段もある。そのため友人批判や直接の協力要請をしたことに疑問を感じた人も多かったようです」(ITジャーナリスト)
ただ、そんなやり方を本人も反省しているようで、30日に投稿した動画では「もっと考えて行動すべきやった」と反省の弁を述べていただけに、今後は「スタディ号」の有意義な利用に期待したいものだ。
(小林洋三)