”大人女性のニオイ対策”を謳い文句に発売されている女性向けボディソープが、なぜか中年オジサンたちの間で話題となり爆売れしているという。
「女性が年齢を重ねることで失われる10代後半から20代前半の頃に持っていた“甘い香りを取り戻す”というコンセプトのボディソープなのですが、“これで体を洗えば誰でも女の子の匂いをまとえるのでは”と話題になり、購入する中年男性が急増しているというのです。現在、この商品はアマゾンのボディソープランキング1位に輝いており、ドラッグストアでも売り切れが続出していますよ」（ネットウオッチャー）
何とも歪んだ売れ方だが、SNS上では《10代の女の子の匂いになれると聞いて、おっさんは背徳感を味わうために購入した》《青春時代を謳歌できなかったおっさん感動》《ドラッグストア4店はしごしたけど全部売り切れてた》など、男性からの声がわんさか上がっている状況だ。
メーカー側も予想だにしなかった（？）この反響ぶりを、ある心理カウンセラーはこう分析する。
「人間には誰しも変身願望がありますが、『汚い』『臭い』『キモい』の3Kなどと言われることもある中年男性の中には、深層心理の中で清潔で美しいものに生まれ変わりたいと願っている人も少なくない。ニオイの発生を防ぎ、さらに若い女性の気分に浸れるとの評判から、夢を叶えるべく購入者が続出していると思われます」
女性から見れば、それこそキモいかもしれないが、ちょっと試したくなる。
（小林洋三）
