現代の「阿部定」に世界が震撼!「夫の下半身をフライパンでジューッ」

 6月7日、ブラジル・リオデジャネイロ州にある100万人都市、サンゴンサロで、世界中の男たちを震撼させる事件が起こった。

 事件を伝えた英紙「メトロ」によれば、同日、この町に住む30代の男性が自宅で着衣のない状態で遺体で発見され、現場でキッチンナイフが見つかったことから、33歳の妻から事情を聞くと、夫殺害を自供。ところが、なんとこの妻が夫の“シンボル”を切断後、早朝4時頃、大豆油をひいたフライパンでそれを調理したことをほのめかしたというのだ。

 報道によると、夫妻は別居状態で事件当日の夜は一緒に外食、そこで口論となり、夫が妻を強迫。妻が自己防衛のため夫を殺した、と妻側の弁護士は主張しているという。

 南米の事情に詳しいジャーナリストが語る。

「恋愛がオープンなブラジルでは、男性の不貞がバレたら”あなたの大切な部分をちょん切るわよ!”というのが、いわば女性の常套句。ただ、多くの場合はもちろん脅しの意味で、今回のように切断した後、フライパンで……なんて話は聞いたことがありません。妻が夫によほど恨みを持っていたのか、あるいは、殺した後も独占したかったのか。いずれにしろ、現地には連日マスコミが押しかけ、大報道を繰り広げています」

 とはいえ、実は海外では「未遂」を含めると、女性による男性の下半身切断事件というのは意外に少なくない。猟奇事件に詳しいジャーナリストによると、

「有名なのが、1993年にアメリカのバージニア州で起こった『ロレーナ事件』。これは、その後ドキュメンタリー映画にもなりましたが、妻が夫の下半身をキッチンナイフで切り落とし、草むらに捨てたという事件で、警察の捜索により捨てられた切断部分が発見され、夫は再生手術を受けたのですが、なんと夫はその後、艶系男優に転身、というオマケまでついた有名な事件です。ほかにも世界各地で時々同様の事件が起こっていて、近々では5月31日にも、スペインのバルセロナで女性ウェイトレスが、経営者である上司の男性から性的暴行を受け、『強姦から身を守るため』として、この男性の凸部を切断するという事件が大きく報道されています」

 日本でも、1936年に起こった阿部定事件は有名だが、実は1953年にも同様の事件が文京区で発生していて、1972年4月にも杉並区荻窪で阿部定と同じような事件が起こっている。

「この事件は、当時21歳の予備校生だった旅館の御曹司と、その旅館の仲居をしていた32歳の女性とが別れ話になり、結果、女性が男性の下半身を包丁で切りつけたというもので、当時は連日センセーショナルに報道されたものです。国は違えど、男女間にトラブルは付きもの。男と女がいる限り、今後もこういった事件はなくならないかもしれませんね」(前出のジャーナリスト)

 余談だが、切り取られた下半身は神経自体が切断されいると再生は難しいが、それ以外のケースでは、本人の腕や肩、腹部や大腿の皮下組織を含めた皮膚を、失った部分の根本に血管をつないで移植することで、ある程度再生可能なのだとか。

「以前、中国で20代の妻が夫の女遊びに激怒し、寝室で夫の下半身を切り落とした事件があり、この時は夫が切断部分を拾い病院での手術によって無事に縫合。ところが、夫の入院中に妻が夫の病室へ忍び込み、再び切断して窓から投げ捨てた。必死の捜索にもかかわらず、結局犬か猫に食べられたのか、失われた彼のシンボルは見つからなかったといいます。いやはや、世の男性にはなんとも耳が痛い話です」(前出のジャーナリスト)

 なるほど、可愛さ余って憎さ百倍とはよく言ったものだ。
 
(灯倫太郎)

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