全国で新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解除されたことを受け、テレビ業界でもいよいよドラマ撮影が再開されようとしている。
もちろんいつ襲来するかわからない第2波を警戒して、各局でロケについては慎重な姿勢が求められるが、その中で注目されるのが、日本テレビが作成した「ドラマ撮影ガイドライン」だ。
発表された資料によれば「ロケは当面、貸し切り可能な広い敷地のみ」「現場では朝・昼・夕に検温」「メインキャストは本番撮影以外はフェイスガード着用」など細かな決まり事が設けられ、3密を避けて感染予防に努める指針が示された。
その中でも注目なのが「キスシーンなどの濃厚接触はなるべく避ける」という項目。ラブシーンといえば恋愛ドラマで必須の要素で、視聴者のボルテージが最も高まる重要な箇所。当然、完全に排除することはできないため「出演者の了承を得たうえで一発撮り」を行う予定のようだ。
ただでさえ緊張するといわれるキスシーン。しかも撮り直しのきかない一発撮りは役者の“腕”が試されるところだが、ドラマ関係者はある人気俳優の名前を挙げて期待の言葉を口にした。
「これはもう斎藤工くんの出番が増えるでしょうね。2014年に放送され、社会現象を巻き起こした『昼顔』では上戸彩ちゃんを巧みにリードし、濃厚なラブシーンをみせました。元々斎藤くんの妖艶なベッド演技には評判があり、2016年の映画『無伴奏』では共演者で初脱ぎとなった女優、遠藤新菜ちゃんと激しいキスから“姦通シーン”までを演じました。舞台挨拶で新菜ちゃんが『(斎藤さんは)ああいうシーンに関してはプロだと思うので…』と発言し会場は爆笑でしたが、実際、彼はベッドでの演技に関しては抜群に上手ですから、今後ラブシーンの一発撮りが徹底されれば、多くの監督が斎藤くんに頼ることになると思いますよ」
芸能界でも指折りのモテ男とされる斎藤は、奥菜恵や中村ゆりら人気女優との熱愛が報じられる一方、パーティに居合わせた美人女子大生をナンパして“お持ち帰り”に成功したなどの武勇伝で知られる。プライベートで培った“本番力”も十分だとすれば、ラブシーンの「一発撮り」など余裕でこなしてくれることだろう。
(金沢伝之助)