今年の春、突然のコロナ・ショックに見舞われたドラマ業界。現場ではいったい何が起きていたのか。業界人が衝撃の舞台裏を語り明かした!
A=キー局社員
B=ディレクター
C=テレビ誌ライター
——コロナの影響で次々とドラマの収録がストップ。期待されていた人気ドラマが次々と「放送延期」になりました。
A 石原さとみの「アンサング・シンデレラ」はかなり早い段階で放送延期を発表したけど、やはり病院をロケに使うドラマはやはり難しい。人命が最優先だからね。TBSの「半沢直樹」は途中まで収録したけど、途中で「こりゃダメだ」となって延期になった。
B 3月末までロケをやっていたけど、現場はかなり“3密”状態だったみたい。撮影後にエキストラを集めて記念写真を撮ったりして、クラスターを危惧する声は多かった。監督の福澤克雄さんがマスクをしていなかったって週刊誌に書かれたけど、その言い訳が「顔が大きくてマスクが壊れた」って(笑)。
C 「半沢直樹」での現場で言わせてもらえば上戸彩。出演シーン少ない割にギャラが高いなんて言われていたけど、“素”の上戸はスタッフ人気がすこぶる高い。現場ではいつもTシャツとかダボダボのスボンで髪もバサバサ。警戒心がいっさいなく、それでも人懐こい笑顔でスタッフや共演者を魅了しているそうだ。
B そういえば「絶対零度」で共演した沢村一樹とも“ラブラブ状態”だった。休憩中、2人仲良くにこやかに話しながら“ツレション”にいくほど。
A それはただならぬ関係だ!
B 上戸が女子トイレに入るとき「じゃあまたあとで」とニッコリと声をかけたんだけど、沢村はてっきり男子トイレに入ると思ったら、大きな男女共用トイレに入ろうとするんだよ。上戸が不思議がってると、沢田が「こっちは誰でも入れるし広いからゆっくりできるし」と微笑んでさ。上戸も「なんかイヤらしい」とジョークまじりに笑ってたけど、そのうち同じ“個室”に入るんじゃないかとヒヤヒヤしたよ(笑)。
C 最後まで粘りを見せたのが織田裕二主演の「SUITS/スーツ2」かな。ファンの期待に応えて2話までは何とかオンエアできたからね。
A 初回は2桁に乗せたけど、2話は8%台と低迷。フジにしてみればコロナのドサクサで、一時的に“打ち切り”にできたから万々歳だったりして……。
B じつは「SUITS/スーツ2」のスタッフに聞いた話では、共演している鈴木保奈美と中村アンに“バチバチの関係説”があるらしい。前作では、通路で衣装さんとの話に夢中になっている鈴木に中村があいさつしたところ、完全に無視されたのが“遺恨”の原因になっているとか。それ以来、あまり2人が話すのを見かけなくなった……らしい。
A まあ、たまたま気づかなかっただけだと思うけど、鈴木の女優としてのプライドというか、プロ意識はなかなかのもの。その“バチバチ説”は、「私と話せるくらいキャリアを積んでください」という、中村への“エール”とも受け取れるよね。
——業界の方たちも注目の連続ドラマ。早く再開されることを祈っております。