YOSHIKIの公演中止呼びかけが「説得力あり!」の評価を受けたポイント

 新型コロナウイルスの猛威は沈静化の兆しも見えず、生活に大きな影響を与えている。学校は休校になり、大規模イベントは中止。スポーツの試合やライブも延期や中止に追い込まれている。

 チケットの払い戻しや会場のキャンセル料を考えると主催者にとっては大きな痛手だが、X JAPANのYOSHIKIはツイッターで公演の中止や延期をすべきと主張。さらに日本でコンサートを開催、参加している人を強く批判した。

「YOSHIKIはミュージシャンとしてではなく、主催者として公演延期がどれだけ大変なのかを知った上で、それでもキャンセルすべきと主張しています。一連のツイートと同時期に椎名林檎がボーカルを務めるバンド『東京事変』がライブを強行したため、彼女に対する批判ではないかと指摘する声もありました」(週刊誌記者)

 だが、YOSHIKIの真意は椎名林檎への批判ではなく、ファンが第一と考えているのだろう。

「3月3日のツイッターでYOSHIKIは〈命があればいつかは失ったものを取り戻せる。でも亡くなってしまった人は、もう帰ってこない…〉と心境を明かしています。彼はバンドメンバーのHIDEとTAIJI、そして父親を失っています。もう大切な人を失いたくないんです。だから強く開催の延期を訴えているんです」(芸能ライター)

 3月3日のツイートを受けてファンの間では「それであんなにキャンセルを訴えてきたんだね」「よっちゃんの気持ち、よく伝わった」「説得力ありすぎ。もう誰も死なせたくないんですよね」との声が次々と上がっている。

「YOSHIKIは幼なじみで無二の親友のToshIも一時期、失ってしまいました。理由は宗教団体による洗脳でしたが、YOSHIKIはToshIが死んだも同然に感じたそうです。そんな経験も今回の発言につながっているのでしょう」(前出・芸能ライター)

 何度も辛い思いをしたからこそ、YOSHIKIは人に優しくなれるのかもしれない。

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