タレント兼キャスターのホラン千秋が、自身の苗字が本当は「ホーラン」であることを明かした。2月16日放送の「もんくもん35」(読売テレビ)にて語ったもの。
彼女によると、母親が書類を記入する際に誤って「ホラン」と書いてしまい、そのままになったという。しかし下の名前ならともかく、苗字が書き間違いで変わったりするものなのだろうか?
「彼女の話は出生時のエピソードに聞こえますが、実際には両親が結婚した時に記入した婚姻届のことでしょう。日本人が非漢字圏の外国人と結婚した場合、戸籍には配偶者の名前がカタカナで記載されます。ホランの母親はアイルランド人のホーランさん(HORAN)と結婚し、その際に謝ってホランと記載してしまったものと思われます。外国人と結婚した日本人は6カ月以内に届け出をすれば配偶者の苗字に改姓することが可能。その際に名乗る苗字は戸籍に記載された配偶者の名前となるため、母親もホランさんとなったわけです」(海外事情に詳しいライター)
つまりホラン千秋は日本生まれの日本国籍ながら、ホラン家に生まれていたことになる。同様の例にはベッキー(本名:レベッカ英里レイボーン)やマギー(本名:ギブ奈月マーガレット)らが挙げられるが、ホランの場合は「ミドルネームがあるとイジめられる」という父親の懸念から、あえてミドルネームを付けなかったそうだ。
そんなホランの苗字には、彼女の見た目やたたずまいからは想像できない意味が込められているという。
「ホーランという苗字はアイルランド語(ゲール語)にルーツを持ち、その由来は英語では『warlike』、すなわち勇猛や好戦的といった意味なのだとか。10世紀にはすでに成立していた苗字だそうで、当時は職業や外見、通り名を基に苗字を名乗る例が多く、ホランの祖先に勇猛さで知られる人物がいたのでしょう」(前出・ライター)
彼女の遠い先祖は草葉の陰で「ずいぶんと可愛らしいホーランじゃのお」と目を細めているのかもしれない。
(北野大知)