サッカーの元ブラジル代表で数々の伝説を作り出し、「王様」の愛称で知られるペレが、うつ病になったことをイギリスのメディアが報じた。
その報道によると、ペレは腰痛を患ってから歩行が困難になり、外出をしたがらなくなったという。その影響で引きこもりがちになり、うつ病になってしまったようだ。ペレの息子の証言によると、かなり深刻な状態で、かつて王様と呼ばれていた頃とは別人のようだという。
「ペレは現在79歳。年齢的に見れば年老いるのも当然です。ただ、なにしろペレですからね。彼は『王様』の愛称そのままに、上から目線で若い選手を批判してきました。18年にはメッシを『左足しか使えない』『私と比べるならもっと点を取らないと』『マラドーナのほうが上』とぶった切って批判されたことがあります。また、ロシアW杯でブラジルのネイマールがファウルを受けて何度も倒れる姿を『やりすぎ』とこき下ろしたこともありました。そんな尊大なペレがうつ病とは意外だというのが、ファンの考えです」(スポーツライター)
さらにファンからは「あの病気じゃなかったんだ」「あっちのほうは大丈夫なのか」という声が上がっている。あの病気とは「ED」だ。
ペレはEDの啓発キャンペーンに大使として起用され、日本でもテレビCMが流れていた。それだけに「ペレはED」と思い込んでいる人が多いのだ。
「実際のペレはEDとは無縁の精力みなぎる男です。16年には日系ブラジル人の女性と3度目の結婚をしており、この時は世界中から『結婚でもハットトリック達成』と言われたほど。米プレイボーイ誌の表紙を飾ったことがあるモデルと交際していたこともあります。夜のストライカーであることは間違いありません」(スポーツ紙記者)
今回の報道を受け、「私の年齢の人にとっては普通のこと」と、体調不良を否定したペレ。いずれにせよ王様らしく、生涯現役であって欲しいものだ。