のん、みやぞん、指原莉乃になでしこジャパンの面々など、各地で有名人の聖火ランナーが発表されるなか、12月18日に東京五輪チケットの第2次抽選結果が発表された。ところが、その結果は……。
「SNS上はため息で溢れていますね。『全滅です』『38枚頼んだのに1枚も当たってない』『これって誰が当たるの?』『1次も2次も全部ハズレ。もう見れないと思う』と、落選者の不満が爆発。20枚応募した、30万円分応募した…と、勝負をかけたのに全滅という結果に、怒りをブチまける人もいました。発表によれば2次抽選で売り出されたチケットは約100万枚。そこに2900万枚以上の申し込みがあったということですから、狭き門だったことはわかります。ですが、抽選システムはツッコミどころ満載で、一言いいたくなる気持ちもわかります」(スポーツライター)
ハズレ民の釈然としない理由の1つは、「1人で3競技とか当たっている人がいるのに、家族4人が全員1枚も当たらないなんてどういうシステムなの?」というSNSの声に象徴される、公平性に欠けているという点。そして、何といっても開催地となる東京都民がハズレまくっている現状だ。
「先日のラグビーワールドカップでは開催地優先枠というものがありました。もちろん事情は違うとはいえ、東京都の税金をふんだんに投入するのですから、『都民優先枠』があってもよかったのかもしれません。散々ハズれまくった都民からは『いっそ東京以外でやって』『地元の人が行けないなら全部札幌でやれば?』などとヤケクソ気味の声もあがっていますよ」(週刊誌記者)
1人で申し込みできる枚数制限がなかったことも失敗だったとの指摘もある。そのせいで「マイナー競技なら当たるかも」と適当に応募した人が当選し、その競技だけを目当てに応募した人が落選するという哀しい事態を招いているようだ。
「東京五輪なのにたくさんのハズレ都民はテレビ観戦になりそう。画面の中でタダ見して騒ぐ芸能人を見て、腹を立てる人も出てくるでしょうね」(前出・週刊誌記者)
桜を見る会と同じで“首相枠”もありそうだが、それを考えると真剣に観たい競技に申し込んで、ハズれたことが途轍もなく空しくなってくる。
(飯野さつき)