喫茶店チェーンのコメダ珈琲が11月13日、期間限定メニューとして「シロノワールプリン」を発売したが、そのコンセプト画像に対して多くのクレームが寄せられている。
コメダ珈琲の名物メニューにして、“コスパ抜群”だと人気を集めてきた熱々の円形デニッシュパンに冷たいソフトクリームを乗せた「シロノワール」だが、その最新作「シロノワールプリン」には大きな逆風が吹く事態に。というのも、同日の発売前から発表されていた「シロノワールプリン」のコンセプトイメージ写真には、プリンの上にシロノワールが乗っており、あたかも土台の大きなプリンが「シロノワールプリン」の商品の一部のように表示されてしまっているからだ。
しかし、実際の商品には土台の“プリン”は含まれず、このコンセプト写真にも右下部分に小さく「写真はイメージです。実際の商品にプリンは付きません」との注釈が施されており、ネットからはこの紛らわしい広告イメージに非難の声が上がりプチ炎上状態なのだ。
「もちろんコンセプト写真というのは、商品がどのような味、雰囲気、空気感なのかを想像してもらう為の補足的な意味合いの強い、あくまで“イメージ画像”であり、注意書きも添えたコメダ珈琲側には落ち度が無いのかもしれませんが、一部のメディアでは注意書きが入っていないコンセプト画像も使用されていることから、ネットやSNSでは『シロノワールプリンで一瞬で評価下げた』『イメージ画像にまんまと引っかかった』『コメダ見損なったよ!』『まじでありえん』と非難轟々。
“あくまでイメージ”であることは理解できますが、それにしては本来メニューに含まれないはずのプリンが画像の存在感の殆どを占めており、注意書きによってコンセプトの見た目や商品の魅力の大半を無かったことにするというのはギリギリのラインかもしれません。また、コメダといえばメニュー表の商品写真が実際の商品よりも小さめに表示されるいわゆる“逆詐欺写真”で利用者から絶大な支持を集めていただけに、今回の誇大広告疑惑に『コメダせっかく逆詐欺でファン増えたのに』という失望の声も多く見られました」(エンタメ誌ライター)
インスタグラムを含むSNSでの“写真映え”が流行している昨今、デカ盛りなどの派手な盛り付けを実施する飲食店は増加傾向にあるが、楽しみにして来店した客の期待を削ぐような事態になればすぐさま炎上の火種となってしまう。
(木村慎吾)