多芸のバカリズムが作詞家として連発した「迷曲」の数々

 お笑い芸人のバカリズムが脚本を担当、歌手で俳優の福山雅治が企画・プロデュース・主題歌を手がけるショートドラマ「生田家の朝」(日本テレビ系)の続編が、10月1日から朝の情報バラエティ「ZIP!」内でスタートした。

 同作は昨年12月、日テレの開局65周年を記念して制作。どこにでもあるような家族・生田家を舞台にして、リビングルーム内にある物や出来事に着目するという“激ユル”な朝ドラ。ギャラクシー賞のテレビ部門月間賞を受賞している。

 バカリズムが“書き手”としての才能を見せつけたのは14年。竹野内豊がタクシーの運転手に扮して、乗客が指定する過去に連れて行くというドラマ「素敵な選TAXI」(フジテレビ系)だった。初の連ドラ脚本だったが、初回オンエアで同時期に放送されていた宮藤官九郎脚本のドラマ「ごめんね青春!」(TBS系)の視聴率を超えるロケットスタートとなった。

 芸人、脚本家として成功を収めたバカリズムは、音楽業界にも進出している。

「総合MCを務める音楽番組『バズリズム』(現『バズリズム02』/日テレ系)から発生した大型フェス『バズリズムLIVE』を開催しています。15年にスタートしたもので、今年は11月9、10日に横浜アリーナで行なわれる予定。加えて、期間限定ではあるものの、ミュージシャンとのコラボも実現させています」(エンタメ誌ライター)

 第1弾は、秦基博と行った。秦×バカリの“ハタリズム”で、「『いくらだと思う?』って聞かれると緊張する」という楽曲を17年8月26日に配信。以降、いきものがかり・水野良樹との“ミズノリズム”で「白が人気」(17年9月30日)、大原櫻子との“大原バカリ子”で「多目的スペースのバラード」(18年12月1日)を配信限定でリリースしている。次回の横アリ公演では、フジファブリックとの楽曲「バカリズムと」が初披露される予定だ。

 こちらも大きなインパクトを残しそうだ。

(北村ともこ)

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