ミネラルウォーター代わりに烏龍茶などを飲む人も多いが、消費者の「もっとゴクゴクと飲めるお茶が欲しい」というニーズから、スッキリとした味わいの「緑茶」の売上げが伸びている。
その一方で、一気飲みできるような緑茶は、味わいがどうしても希薄になりがちなことから、お茶の味をしっかり感じられるタイプを求める声もあるという。つまり、緑茶市場は、飲みやすさをウリにするタイプと、しっかりとした濃さが感じられるタイプの二極化が進んでいるようだ。
そんな中、1本の価格が2000円を超える「高級緑茶」がSNS上で注目を集めているという。二極化で言えば、味を楽しむタイプの最高級品と言えるかもしれない。トレンドサイト編集者が語る。
「この商品は『KURATA さやまかおり 720ml 箱入り』で、1本が720mlで2340円(税込み)という価格です。静岡県藤枝市の瀬戸川上流へと進んだ奥地にある蔵田地区で生産されるお茶をボトル詰めしたといいます。メーカーでは『標高が高いため、冷涼な風が収穫後の茶葉を穏やかに萎(しお)れさせ、萎凋香(いちょうちゃ)と呼ぶ華やかな香り生み出すことができる』と説明しています。製造元の丸七製茶は、茶畑からボトリングまですべて行なう唯一の日本茶メーカーで、ペットボトルのお茶にはない上質さと濃厚さが感じられると高い評価を集めていますね」
さすがに値が張ることから、水代わりとはいかないようで、贈り物などに利用されていという。ペットボトルのお茶もいいが、たまにはちょっとした贅沢気分を味わってみてはいかがか。
(ケン高田)