ファミリーレストラン「ココス」で、「今月のグルメ」として10月1日から11下旬まで提供されている「あふれるチーズと濃厚ビーフシチューのふわとろオムライス」（1419円＝税込＝以下同）を実食してみた。
5種のチーズと濃厚なビーフシチュー、ふわとろの食感に仕立てた半熟玉子が特長という同商品は、オムライスの上に柔らかく煮込まれたビーフ、さらにグラナパダーノチーズをトッピング。目の前にすると見るからにハイクオリティなルックスで、失礼ながらファミレスで出される商品の域を完全に超えてきている。
3個分の卵を贅沢に使用したというオムレツは高級洋食店に負けず劣らずの仕上がりで、なめらかな口当たりにふんわりとバターの香りが食欲をかきたてる。そして、そこにかけられたビーフシチューは、ココスファンならお馴染み「濃厚ビーフシチューの包み焼きハンバーグ」にも使用されているもので、コク深く、ほのかな酸味が感じられるケチャップライスとの相性も抜群。三位一体となって、それぞれがそれぞれを引き立て合っている。
当然、ビーフもホロホロに柔らかく、肉の旨味がしっかりと感じられる素晴らしいデキなのだが、今回そのことは置いておいて…。何より感動した点は、オムライスの中央あたりを割った時にトロリとあふれ出てくるチーズだ。ゴーダ、モッツァレラ、ステッペン、チェダーの4種類を組み合わせたというそのチーズソースは、口にした瞬間に他のものをすべて凌駕して口内をチーズ一色に変えてしまうほど超絶濃厚な味わい。これはまさに記者のようなチーズ好きのためのオムライスであり、なぜもっとチーズ押しでプロモーションしないのか疑問になるほど虜にする味わいになっている。
チーズ好きにはぜひ食べていただきたい一品だが、「そこまでチーズは…」という方にはチーズの入っていない「濃厚ビーフシチューのふわとろオムライス」（1199円）もあるので、そちらがオススメだ。
（小林洋三）
