「日テレじゃなくてよかった」浜辺美波&池松壮亮、“人気漫画の実写ドラマが放送中止”も原作ファンに飛び交った安堵の声

 9月30日、日本テレビが、来年4月期に放送予定だった連続ドラマの制作を中止したと発表した。中止の原因は、原作者との間でトラブルが起きた可能性があるという。

「日テレの副社長は30日、定例会見にて『4月に放送するつもりで進めていた制作を中止した事実はある』と、ドラマの放送中止を報告しました。一部スポーツ紙によると、日テレは男女の人気俳優を起用し、有名漫画を原作としたドラマの制作を進めていたそう。しかし、ドラマの内容をめぐって原作者・出版社サイドと調整がつかなくなり、中止に至ったのだとか。日テレは昨年放送したドラマ『セクシー田中さん』(日テレ系)の原作改変トラブルが大きな問題となったばかりですから、同じ過ちを繰り返さないよう慎重になっているのかもしれません」(芸能記者)

 今回の会見で日テレは、制作中止となったドラマの原作について詳細を明かさなかった。だが、9月28日配信の「ピンズバNEWS」によると、日テレのドラマにキャスティングされていたのは、浜辺美波と池松壮亮だったそう。また、ドラマの原作についても、タイトルは明かしてないが、“天才経済学者が、経済弱者を騙すペテン師を騙し返す”という経済エンタメ作品だったと報じている。

 すると漫画ファンの間では、ある有名漫画の名前があがっているという。

「今回報じられた“天才経済学者が経済理論を実践し、ペテン強者たちに毒を喰らわせる”というあらすじは、集英社の人気漫画『カモのネギには毒がある-加茂教授の”人間”経済学講義-』とそっくりなんです。そのためネットでは、日テレが実写化しようとしたドラマについて『「カモネギ」では?』と予想する声が相次ぐことに。同漫画は、かつて山下智久や平野紫耀でドラマ化された『クロサギ』(TBS系)の原作者・夏原武氏と、戸田恵梨香主演ドラマ『LIAR GAME』(フジテレビ系)の原作者・甲斐谷忍氏がタッグを組んだ作品です。いずれの実写化も原作ファンから好意的に受け止められた作品だっただけに、今回の制作中止に漫画ファンの間では『日テレのドラマはチープになりがちだから、中止になってよかったかも』『「クロサギ」や「ライアーゲーム」のドラマは素晴らしかったから、TBSかフジのスタッフに作ってほしい』『大好きな作家だからおかしな改変とかされる前に中止になって安心した』と、制作中止を残念がる声よりも安堵の声が広がっています」(前出・芸能記者)

 現時点で日テレの進めていたドラマが「カモのネギには毒がある」と確定したわけではない。だが、日テレは改変トラブルがあっただけに、実写化を警戒する声も多いようだ。

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