ファーストフードチェーン大手「マクドナルド」で7月19日、大規模なシステム障害が発生し、全国約3000店舗の内、約3割の店舗でレジが作動しない不具合が起きた。
SNS上には、影響を受けた客からの情報が続々と寄せられ、中には営業をやめた店舗を前に《閉店したのかと思ったらシステム障害なのか》などと、困惑の声も上がっていた。
マクドナルドでは今年3月にもシステム障害が発生している。海外も含めたグローバルなシステム変更に伴う不具合が原因で、モバイルオーダーとデリバリーが利用できず、現金決済のみで営業を行う店や、一部店舗では営業を休止した。
「今年4月にコンビニやスーパーの陳列棚から江崎グリコの『プッチンプリン』が消えたのも大規模なシステム障害が原因でした。マクドナルドは世界に展開するグローバル企業のため、そのITシステムは膨大な規模と複雑性を持っています。今回の件についての原因も調査中といいますが、3月の不具合がまだ完全に修正されていなかった可能性も指摘されていますね」(ITライター)
江崎グリコは、6月25日から一部商品の販売を再開したが、「プッチンプリン」の販売はまだ未定だ。マクドナルドのシステム障害も、再び起こらないとは言えない状況なのだ。
(ケン高田)