「クスリやってるのか」宮根誠司も憤慨した悪質“あおり運転”に驚きの展開

 2020年6月に施行された改正道路交通法によって「妨害運転罪」が創設され、急な進路変更や蛇行運転、車間距離不保持、不要な急ブレーキといった違反行為が取り締まりの対象となり、罰則も厳格化された。にもかかわらず、いまだに危険なあおり運転が全国各地で頻発している。

 6月27日放送の「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)が紹介したのは、今年1月に和歌山市内で記録されたドライブレコーダーの映像。撮影車両の後方では、黒いワゴン車が急ブレーキをかけたり、バイクに幅寄せをするなどして、その進路を妨害。驚くことに、ワゴン車はナンバープレートをつけていなかった。

 撮影者は「(ワゴン車の運転者が)バイクの人を殺害しにいってるなって思いました」と振り返っていたが、標的になっていたバイクが脇道へ逃れた後、今度はワゴン車が撮影車両に急接近。あおり運転は約4分間に及び、恐怖にかられた撮影者は、走行する車内から110番通報。後日、警察署で被害を伝え、証拠となるドライブレコーダーの映像も提供したという。

 これを受けて番組司会の宮根誠司は「この人、ナンバープレートもつけていない。ちょっとおかしいですね。クスリかなんかやってるのかなって思っちゃいますよね」とコメント。さらにドライブレコーダーがあおり運転の抑止にならないと指摘すれば、読売新聞特別編集員の橋本五郎氏は、VTRではあおり男の顔にボカシが入っていたことから「テレビでも顔出したらどうですか」と述べ、宮根も「本当は出さなきゃいけない」と厳しく糾弾。ネット上でも《早く逮捕して》《顔出し逮捕まだ?》といった声が寄せられていたが、この「あおり犯罪」は驚きの結末を迎えていた。YouTubeライターが語る。

「番組に映像を提供した交通教育チャンネル『綾人サロン』は問題となったあおり男の映像を顔出しで伝えています。27日に『煽り運転の件ですが 警察は対応しないそうです!』と題した動画をアップ。被害者が和歌山東警察署に映像を持ち込んだところ、担当の警察官は『私には十分な車間距離を取って走っているように見えます』と“塩対応”したとか。投稿主の綾人氏は憤りをあらわにしていましたが、その後、事態は急展開。警察が一転して捜査に乗り出すことになったようで、改めて被害者が証拠映像を別の担当警察官に提供したそうです。コメント欄には《テレビで放送しないと警察は動かないのか》《警察がこんな対応だからあおり運転はなくならない》といった声が寄せられていました」

 新たな被害者が出る前に、危険なあおり男を捕まえてほしい。

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