いよいよ本格的に紫外線対策が必要な時期に入った。紫外線量は夏にピークを迎えるが、4、5月から強くなり10月ごろまでは注意が必要という。
地上に届く紫外線はA波(UVA)、B波(UVB)があり、どちらも日焼けの原因になる。A波は肌の奥深くの真皮まで届いて肌の老化に影響し、B波は皮膚の上層で細胞の炎症を起こし、シミやそばかす、肌のキメの乱れにつながる。
日焼け止め剤にはSPF、PAの表示があるが、SPFは紫外線B波を防ぐ効果の指標で、数値が大きいほど効果が高くなる。一方、PAはA波を防ぐ効果の指標で「PA+」から「PA++++」の4段階あり、「+」が多いほど効果が高くなる。
「日焼け止めはこまめに塗り直すことが大事で、特に夏は汗で流れやすく、また汗をタオルで拭くと日焼け止めが落ちやすいので、2~3時間おきに塗り直すのがいいでしょう。均一にムラなく塗ることも大事です」(美容ライター)
ところで、日焼け止めにはいろんな種類があり、どれが自分に合っているか選ぶのが難しそうだが、便利なオンラインサービスがあるという。
「カネボウ化粧品のサンスクリーンブランド『ALLIE』は、一人ひとりの肌特性に合う日焼け止め選びを科学的に提案するAIオンラインサービス『ALLIE AI Beauty UV』を提供しています。スマホで素肌を撮影すると、AIが肌タイプを判断し、肌と日焼け止めの相性を数値化して、自分の肌に合った日焼け止めを提案してくれます。もちろん『ALLIE』の商品のみですけれども」(同)
近年、日本の紫外線量は年々増えているといわれる。日焼け止めはもちろん、日傘、帽子、ストール、サングラスなどで万全に対策したい。
(鈴木十朗)