「モーニングショー」の長すぎた積雪報道「雨、激しく降ってます!」に視聴者「どこが?」

 3月8日放送の「羽鳥慎一 モーニングショー」(テレビ朝日系)では、同日未明から関東地方で雪が降ったことを伝えた。積雪は鉄道など交通機関に影響を与えることもあり、朝の情報番組としてはタイムリーな話題だったが、視聴者から呆れた声が上がり、リポーターの“煽り”もドン引きされていた。

 番組では、冒頭から関東各地を中継で交え積雪情報を放送。午前6時くらいまで激しく雪が降っていたようだが、関東南部では雪は落ち着き、雨もおさまっていた。積雪のニュースは午前8時32分まで続き、これで十分かと思われたが、キャスターを務めるフリーアナウンサーの羽鳥慎一は、この後にも天気を伝えると予告。その言葉通り、特集を1つ挟み、再び積雪関連の話題へと逆戻り。先程と同じVTRも流れ、各地から積雪情報を伝えた。

 ここで一部の視聴者からは《あれ、また関東の雪ネタ。モーニングショー、やる事ないの?》《雪ネタ延長 笑笑》《同じこと何度もやらんでよい。雪もたいしたことなかったから》などと呆れ声。しかも2度目の積雪状況の報告では、こんな一幕も。

「リポーターが千葉・柏駅前から中継したのですが、羽鳥アナから『まだ雨は降っていますか?』と聞かれ、『はい、雨、激しく降っています』と答えました。その瞬間、通行人にカメラが向けられたのですが、雨は降ってなかったのか、慌てた様子もなく傘もささずにゆっくり歩いていたんです」(テレビ誌ライター)

 当然、ネット民も見逃さない。《雨、激しく降っていますwどこが?》《嘘つくな! 傘ささずに歩いている人、映っているけど》《激しく降っていると嘘をつく》などと非難轟々だ。

「さすがにあの状況で『激しく降っています』発言はミスリード。雪の情報を2度にわたり長々とやっていたので、なるべく“深刻な状況”であることを訴えたかったのでしょうが、少々やりすぎです。また、『モーニングショー』に限ったわけではありませんが、このところの情報番組は米ドジャースの大谷翔平と、天気の話題ばかり。それも大事ですが、政治面では盛山文部科学大臣の旧統一教会関連団体との関係、社会面では原作者が自死した『セクシー田中さん』問題のその後など、取り上げるべきテーマは山ほどある。視聴者が何を求めているかを忖度なしにもっと真摯に考え、番組づくりをしてほしいものです」(前出・テレビ誌ライター)

 とりあえず、長すぎる天気のニュースは再考してもらいたい。

(石田英明)

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